足元のファンダメンタルズについて、改めて | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

足元のファンダメンタルズについて、改めて

昨日は米国債イールドカーブ(長短金利差)が再び逆転し、逆イールドとなったことによって、世界経済の鈍化懸念が高まったことに過剰に反応した格好でしたが、本日は配当志向の物色が指数を押し上げています。

ソフトバンクG<9984>は反対に下落するなど日経平均の上昇率に対して、TOPIXの上昇率が上回っていることからも、配当再投資に伴うTOPIX先物買いといった需給が押し上げた格好といえそうです。


明日の寄り付き段階においても、配当再投資に伴う需要が見込まれるため、底堅いスタートが意識されそうですが、この需給が一巡した後の動向には、注視する必要があるでしょう。

配当落ちに伴う影響については、日経平均が約180円程度、TOPIXが17.6pt程度、JPX400が154pt程度とみられています。

この配当落ち分をどれだけ吸収できるかが注目されることになりますが、グローベックスの米株先物ではNYダウが100ドル高程度で推移しており、このまま26日の米国市場が強い値動きをみせてくるようだと、景気減速への懸念も和らぐことにつながり、実質新年度相場入りを意識した物色も意識されてきそうです。