18日の日経平均は続伸 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

18日の日経平均は続伸

18日の日経平均株価は、前日比133円65銭高の2万1584円50銭と続伸。 終値ベースでは4営業日ぶりに21500円を回復して引けました。

出来高概算10億3000万株。


週間で見ると先週の米市場は3指数揃って大幅反発。

10日に主力機の「737MAX8」が墜落した事故が嫌気されてボーイングが大幅に下落を続け、ダウ平均の重しとなっていましたが、15日に反発。ダウは週間では1.57%高、S&P500とナスダックは年初来高値を更新。


そして先週末15日のダウ平均は前日比138ドル93セント高の2万5848ドル87セントと3日続伸。

ナスダック総合株価指数は前日比57.617ポイント高の7688.527と反発。

15日に中国・新華社通信が中国の劉鶴副首相が米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表やムニューシン米財務長官と電話で協議したと報じ、米中貿易協議進展への期待感からリスクオンの流れに。

ウ平均の重しとなっていたボーイング株が反発したほか、半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が上昇をけん引しました。

その流れを引き継ぐ格好から21500円を回復して始まった日経平均は、その後21612.67円まで上げ幅を広げる局面も。ただし、19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを控えていることから商いは膨らまず、買い一巡後はこう着感の強い相場展開に。後場に入っても21600円を回復する局面があったものの後場の値幅は40円程度にとどまりました。

指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、資生堂<4911>がけん引。

週初は強い傾向にあるとはいえ、狭いレンジ取引ではありますが終値で21500円を回復したことは

出遅れの日本株には追い風?


JASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも小幅続伸。

個別では、前週末にストップ高まで買われた流れを引き継いだケイブ<3760>が前週末比150円(+16.06%)高の1084円、業績および配当予想の増額修正したワットマン<9927>は前週末比150円(+16.04%)高の1085円、5日線を大きく上回ったサカイHD<9446>が前週末比150円(+15.02%)高の1149円といずれも制限値幅いっぱいまで買われ、値動きの軽さから値幅取りの動きが強まったSIG<4386>は前週末比95円(+13.57%)高の795円と上伸。


マザーズ指数は3日ぶり反発。個別では、アンジェス<4563>がマザーズ売買代金トップにランクイン。開発品RBM-007(適応症は滲出型加齢黄斑変性症)の米国での第1/2a相臨床試験について、第2コホート(中用量群)の安全性が確認され、第3コホート(第2コホートより投与量増加)の最初の患者への投与が行われたと発表したリボミック<4591>がストップ高。20年1月期の営業利益予想を前期比15.1%増の24.67億円と発表したエニグモ<3665>も同じくストップ高に。


FOMCの結果待ちから買い方は模様眺めムードといった格好と考えられますがFOMCでは政策金利の据え置きがコンセンサスとなっていますね。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる金融当局が、金融政策の運営姿勢を変化させてきていることもあり、コンセンサスとは言え、米国市場は利上げ見送りを評価する可能性があるでしょう。

また、通商問題を巡る米中首脳会談が6月に先送りされる可能性があるとの報道も伝えられており、様々な受け取り方から方向感が掴みづらい状況で大きなトレンドは出難いものの、合意に向けた前向きな延長との見方もされており、売り方にとってはポジションを圧縮しておきたいところ。

しかし日本は5月の大型連休を控えてポジションは買いには傾きづらい需給状況ですし、トレンドができても手仕舞いでトレンドと逆方向にいきそうですのでご注意を。ただし、米中首脳会談の先送りや英国のブレクジッドの延長も意識されており、連休中の波乱回避との見方も買い戻しにつながりそうです。チャートをにらみながらポジションをどうするか注視したいところでしょうか。参考にしてみてください。