先週のマーケットを3分でおさらい♡ | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

先週のマーケットを3分でおさらい♡

先週のマーケットを3分でおさらい♡


先週の米市場は3指数揃って大幅反発。

10日に主力機の「737MAX8」が墜落した事故が嫌気されてボーイングが大幅に下落を続け、ダウ平均の重しとなっていましたが、15日に反発。週末15日のダウ平均は前日比138ドル93セント高の2万5848ドル87セントと3日続伸。週間では+1.57%高となりました。

S&P500とナスダックは年初来高値を更新しています。

パウエルFRB議長がメディアのインタビューで現在の政策金利が適切であるとの認識を示しており、買い安心感に。19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)への見方も政策金利の据え置きがコンセンサスと考えられます。

米中貿易摩擦については、3月に予定されていた米中の首脳会談が4月に延期されるとの報道が嫌気されましたが、15日に中国・新華社通信が中国の劉鶴副首相が米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表やムニューシン米財務長官と電話で協議したと報じ、米中貿易協議進展への期待感からリスクオンの流れに。


ブレグジットに関しては、英国のメイ首相は、ブレグジットに関する合意案を「法的拘束力のある」ものに変更することで欧州連合(EU)と合意したと発表、その後英議会下院において英国が欧州連合(EU)との合意なく離脱することに反対する動議を賛成多数で可決し、秩序なき離脱は一先ず回避される形となりました。


先々週に大きく下げた日経平均は先週反発したものの、先々週の下げを挽回はできず。日本株の割安感が意識されてはいるものの、米市場に比べると弱い値動きとなっています


来週は19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目。前述のとおり政策金利の据え置きがコンセンサスでザプライズはないと考えられますが、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる金融当局が、金融政策の運営姿勢を変化させてきていることもあり、コンセンサスとは言え、米国市場は利上げ見送りを評価する可能性が。米国市場の底堅い値動きが、日本株市場にとっても安心感につながりそうです。