15日の日経平均は反発 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

15日の日経平均は反発

15日の日経平均株価は、前日比163円83銭高の2万1450円85銭と反発。

出来高概算14億8000万株。

英議会でEU離脱期限延長案が賛成多数で可決しており、一先ず目の前の混乱は避けられた格好。売り方の買い戻しによる需給が下支えとなりました。

また、14日の米国市場では中国の2月鉱工業生産が予想を下振れ、世界経済減速への懸念からもみ合う展開となったものの、上海指数は3日ぶりに反発となったことも買い安心感に。

北朝鮮が米国との非核化協議の停止を検討と一部メディアが伝えたことについては、石川製作所<6208>など防衛関連の一角が急伸するものの、市場全体へのマイナスインパクトとはならなかった様子。日銀の黒田総裁の発言を控えていたこともあり、模様眺めムードが強かったといえそうです。

オムロン<6645>の日経平均組み入れに伴い、他の銘柄への売りが警戒されていましたが、日経平均は底堅い値動きとなったといえます。

指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>、ユニファミマ<8028>、テルモ<4543>が堅調。


JASDAQ市場は、JASDAQ平均は3日ぶりに反発し、JASDAQ-TOP20は大幅反発、J-Stock Indexは反発。時価総額の大きいUTグループ<2146>やワークマン<7564>、ハーモニック<6324>といった銘柄を中心に個人投資家の買いが入りました。個別では、ジャパンシステム<9758>は売買代金が前日比100倍超の2.4億円にまで膨らみ株価は54円(+21.09%)高の310円まで買われたほか、ケイブ<3760>は14日の取引終了後、第三者割当増資と新株予約権の発行で約14億円を調達し、スマートフォンネイティブゲームのアプリ開発に充てると発表し、150円(+19.13%)高の934円でストップ高に。

自衛隊向けに照明弾や発煙筒を製造販売する細谷火工<4274>は150円(+16.32%)高の1069円となり、防毒マスクを製造販売する重松製作所<7980>も80円(+11.75%)高の761円で引けています。いずれも北朝鮮が米国との核協議の停止を検討しており、ミサイル発射の一時停止措置についても再考する可能性があると報道されたことが材料視された形です。

一方、プリントネット<7805>は183円(-16.98%)安の895円。14日に19年10月期1Q決算を発表したが、株価13日に大幅上昇しており期待値までは業績が伸びなかったことで売られました。

バイオベンチャーの3Dマトリクス<7777>は95円(-14.80%)安の547円。このところ上昇ピッチが加速していたので利益確定の売りがでたもよう。


マザーズ市場は、日経平均や日経ジャスダック平均が反発するなか、逆行安の展開に。

個別では、アンジェス<4563>が9%安と大幅続落などバイオ関連株に利益確定の売りが広がり、窪田製薬HD<4596>、オンコリス<4588>、ナノキャリア<4571>といったバイオ関連株も軟調。

DELTA−P<4598>は手仕舞い売りがかさみ16%を超える下落。直近IPO銘柄でも前日に初値を付けたサーバーワークス<4434>などが急落。

また、PSS<7707>はここまでの急騰の反動でストップ安水準。

一方、バイオ関連株でもソレイジア<4597>やサンバイオ<4592>は買い優勢。直近IPO銘柄ではリックソフト<4429>が堅調。