11日の日経平均は反発 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

11日の日経平均は反発

11日の日経平均株価は、
前営業日比99円53銭高の2万1125円09銭と反発。

出来高概算10億4000万株。


前週末の大幅な下げに対する自律反発の流れが先行。前場半ばには一時20938.00円と下げに転じる局面もみられたが、21000円割れでは買い戻しの動きも意識されており、こう着ながらも後場は21000円を上回っての推移が継続。

米雇用統計の予想上回る下振れの影響は限られたが、米中交渉への不透明感や北朝鮮情勢などが手掛けづらくさせているよう。

米中首脳会談の行方などイベント待ちの状況のほか、期末要因による需給要因もあってか、21000円を下回る局面においては、売り方の買い戻しが入りやすい状況でしょうか。

指数インパクトの大きいところではソフトバンクG<9984>が1社で日経平均を約25円押し上げたほか、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、花王<4452>、ダイキン<6367>がしっかり。


JASDAQ市場は、JASDAQ平均は5日ぶりに小反発、J-Stock Indexは3日ぶりに小反発し、JASDAQ-TOP20は小幅ながら5日続落。

個別では、第1四半期の営業利益が大幅な増益となったケア21<2373>が前週末比300円(+23.44%)高の1580円とストップ高まで買われ、短期の値幅取りを狙った買いなどでNuts<7612>は前週末比29円(+20.42%)高の171円と上伸。

また、通期業績予想を下方修正するも悪材料出尽くし感から買い戻されたイメージ情<3803>が前週末比100円(+16.45%)高の708円、防衛関連として細谷火工<4274>が前週末比150円(+15.40%)高の1124円とともに制限値幅いっぱいまで買い進まれ、5G関連株として多摩川HD<6838>が前週末比130円(+14.77%)高の1010円と大幅に反発。


11日のマザーズ先物は前日比12.0pt高の882.0ptと反発。新株予約権の大量行使で希薄化懸念が後退した窪田製薬<4596>や、先週末にストップ高水準まで買われた流れを引き継いだオンコリス<4588>がともに制限値幅いっぱいまで買われ、マザーズ売買代金トップにランクイン。


週末のオムロン<6645>の指数組み入れに伴う買い需要に対して、資金手当てに伴う売りが重石になりそうだが、これが通過してくると期末に向けては配当落ちに伴う再投資の資金流入が意識されてくるため、新規売りが積み上がる流れにはなり難いと考えられます。

北朝鮮情勢への不透明感から防衛関連の一角が動意づいているが、相場全体の方向感が掴みづらいこともあり、短期筋の資金が集中しやすいと考えられます。

その他、ノルウェーの政府年金基金が、石油・ガス関連株を投資先から外すと報じられています。

産油国ノルウェーが石油外しに動いたことから世界の機関投資家にも影響を与える可能性があるとみられています。資源関連の動向には今後注意しておきたいところでしょう。