6日の日経平均は続落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

6日の日経平均は続落

6日の日経平均株価は、

前日比129円47銭安の2万1596円81銭と続落。


中国政府が経済成長率の目標を引き下げたことが引き続き材料視されたほか、米中交渉の動向を見極めたいとの思惑から、模様眺めムードの強い相場展開の中、短期筋の利益確定の流れが優勢となりました。

5日の米国市場が米中通商交渉の動向を見極めたいとの思惑からもみ合いとなった流れで朝方から日経平均が弱含みでスタートし、その後もじり安基調に。大引けにかけて下げ幅を縮めるものの、結局は4営業日ぶりに21600円を下回りました。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>が1社で日経平均を約51円下押ししています。

 

出来高概算10億1000万株、売買代金は6営業日ぶりに2兆円を下回っており、薄商いの中を断続的なインデックス売買に振らされている状況。

週末に先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えて、大きなトレンドが出難いところであり、短期筋の個別物色に向かいやすいでしょう。

その動きが顕著に表れていたのが、防衛関連への資金集中です。韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は、北朝鮮北西部・東倉里のミサイル発射場で、撤去した施設の一部を復旧する動きが把握されたことを明らかにしたとの報道が手掛かり材料となりました。また、サンリオ<8136>は、ハローキティ初のハリウッド映画化が材料視され出来高が急増。方向感の掴みづらい状況の中、一部の材料株に短期筋の資金が集中しやすい需給状況が続きそうです。

JASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20はともに小幅に続落し、J-Stock Indexは小反発。

個別では、前日にストップ安まで売られた流れが続いたMTジェネック<9820>が8%安と大幅続落となり、連日の株価上昇から利益確定売りが先行したリーダー電子<6867>は4日ぶりに反落。。

一方、ノーベル財団が今秋に18年と19年の2年分のノーベル文学賞受賞者を発表すると表明したことから文教堂HD<9978>がストップ高となったほか、シンガポール企業からシステム開発を受注したJHD<2721>や、韓国メディアが北朝鮮のミサイル発射場の一部施設が復旧されていると報じたことが材料視された細谷火工<4274>などが大幅高に。


マザーズ指数は4日続伸。

値上がり率上位では、アジャイル<6573>、ジーニー<6562>、霞ヶ関キャピタル<3498>がストップ高水準まで買い進まれた一方で、サンバイオ<4592>、スマレジ<4431>、識学<7049>、フロンティアインターナショナル<7050>、ALBERT<3906>はさえない動きに。