5日の日経平均は反落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

5日の日経平均は反落

5日の日経平均株価は、

前日比95円76銭安の2万1726円28銭と反落


4日の米国市場では、米中交渉の合意が近いとの報道を受けて買いが先行したもののその後は今後の動向を見極めたいとの思惑からNYダウが一時は400ドルを超える下げとなり、結局は前営業日比206ドル67セント安の2万5819ドル65セントと反落。

その流れから前日の上昇に対する利益確定の流れが日経平均でも先行。後場は21700円を挟んでの取引となり、50円程度の狭いレンジでの推移が続きました。

指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファナック<6954>、TDK<6762>が重石となる一方で、ファーストリテ<9983>が日経平均を約40円程度下支えしています。


日経平均は前日までの上昇で半値戻しを達成しており、本日の調整に対しては想定内とみる向きが大勢のよう。週末に先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えているため、SQに絡んだロールオーバー中心の商いになりやすく、仕掛け的な動きも出難い中、東証1部の出来高は連日で11億株台と低水準。短期筋の売買も限られているようです。薄商いの中を断続的なインデックス売買の影響を受けやすく、ソフトバンクG、東エレク、ファナック、TDKの下落影響を、ファーストリテの1社で吸収しており、リバランスの売買が中心といったところでしょう。


JASDAQ市場は、JASDAQ平均、J-Stock Indexはともに3日ぶりに小反落し、JASDAQ-TOP20は反落。

個別では、連日の上昇に対する反動から利益確定売りが先行したMTジェネック<9820>がストップ安。一方で水素透過膜への期待感から山王<3441>がストップ高で値上がり率トップ。業績予想を上方修正したゼネパッカー<6267>もストップ高まで買われたほか、糖尿病などに特に関連のある血糖値抑制ホルモンの分泌を生物発光の技術により高感度に測定することが可能な細胞株を発売すると発表したコスモバイオ<3386>も上伸。


マザーズ市場は、日経平均が反落するなかで相対的に堅調ぶりが目立ちましたね。

個別では、前述のサンバイオが10%高と大幅に3日続伸し、売買代金2位のアンジェス<4563>が反発するなどバイオ株の一角が買われたほか、直近IPO銘柄では識学<7049>やスマレジ<4431>が上昇しています。