先週のマーケットを3分でおさらい
先週のマーケットを3分で、ざっと振り返ってみましょう。
まずは米中貿易摩擦。
3月1日の追加制裁関税の回避がされたほか、トランプ大統領と習近平国家主席との会談を来月に調整していることが報じられ、貿易摩擦解消に向けた両国の合意期待に繋がりました。一方で米中貿易協議について米通商代表部のライトハイザー代表が『両国が通商合意に至るには依然、相当な努力が必要になるとの認識を示した』と報じられ、楽観論をけん制する発言をしたことが重しとなる場面も。
注目されていた連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会上院での証言は、米経済は良好である一方で、世界的な金融・経済情勢や政府政策に関する不透明感が増したことで、今後の状況を静観する姿勢を強調。
今後の利上げは「経済指標を見て判断する」と説明。とはいえ米利上げを休止する姿勢が改めて示されています。
インドとパキスタンが互いに相手を空爆したと表明し、互いに相手の軍用機を撃墜したと伝わったことで全面衝突に発展するとの地政学リスクの高まりにつながりました。
米朝首脳会談では、
北朝鮮側は経済制裁の解除を求めましたが、北朝鮮の全面的な非核化に応じなかったことなどから、予想外に合意に至らず、
会合の後トランプ大統領が単独で会見する展開から地政学リスクへの警戒感が。
利確売りも出やすく、一服となった印象です。
米経済指標は市場予想を上回る結果に。
2018年10~12月期のGDPは前期比年率2.6%増と市場予想を上ぶれ。
2月シカゴ購買部協会景気指数PMIは64.7と、予想57.5を上回り、2017年以来となる高水準に。
1日発表の2月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は市場予想を下ぶれ。
週間ではダウ平均が0.02%安とわずかに10週ぶりに反落。
しかしナスダック総合は0.90%高と10週続伸となっています。これは1999年12月11週続伸以来の長期上昇記録です。
S&P500も5週続伸となっています。
中国経済指標では1日に発表された中国の2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)が改善。上海総合指数は年初から8週続伸となっています。
日経平均は3週続伸。ただやはり出遅れ感はある印象。ポジティブに捉えると、出遅れ、ということは、これから‥?
私は買いポジ継続中です。でも今は為替取引の方が調子良い‥w
後ほど来週のマーケットに向けて、簡単に書きたいと思います。
今日はひな祭り。
楽しいひな祭りをお過ごしください。