27日の日経平均は反発 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

27日の日経平均は反発

27日の日経平均株価は、
前日比107円12銭高の2万1556円51銭と反発。

出来高概算12億3000万株。

東証1部の出来高は4営業日ぶりに12億株台、売買代金も4営業日ぶりに2兆円台を回復しました。とはいえ、TOPIXのリバランス需給が加わっているため、実質はこれまで同様の薄商いといえそうで、セミナーでもお話しましたが、出来高を伴ってあげてくれないかなぁと思う日々が続いています。


注目されていた連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会上院での証言は、米経済は良好である一方で、世界的な金融・経済情勢や政府政策に関する不透明感が増したことで、今後の状況を静観する姿勢を強調。

今後の利上げは「経済指標を見て判断する」と説明しています。

パウエルFRB議長の発言については想定内といったところであり、サプライズ感はなく、為替市場はドル円がやや円高に振れて推移していましたが、上海総合指数<.SSEC>の上昇が安心感につながったほか、内需・ディフェンシブ株を物色する動きも需給面の支えに。


指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>、エーザイ<4523>、第一三共<4568>、アステラス製薬<4503>がけん引。一方でファナック<6954>、TDK<6762>が重し。


マザーズ指数は8営業日続伸。

値上がり率上位では、メディアフラッグ<6067>がストップ高比例配分となったほか、霞ヶ関キャピタル<3498>や窪田製薬HD<4596>がストップ高水準。
売買代金上位では、オンコリス<4588>、識学<7049>、そーせい<4565>、サンバイオ<4592>、UUUM<3990>が上昇。
一方で、アンジェス<4563>が5営業日ぶりに反落となったほか、メルカリ<4385>、リンク<4428>、ユーザベース<3966>は軟調。
前日にマザーズ市場へ新規上場し、上場2日目のリックソフト<4429>の初値は公開価格の約2.3倍となる9050円となっています。

ASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも反発。
個別では、スマホゲームで韓国企業とライセンス契約を締結したガーラ<4777>がストップ高比例配分となったほか、好業績を評価した買いが入ったウチダエスコ<4699>、バイオ関連株人気が波及したことからラクオリア創薬<4579>やテラ<2191>などが大きく上昇。


米中貿易交渉の今後の展開を見極めるまでは引き続き売買が膨らみづらい中で、日経平均はこう着感の強い相場展開が続きそうです。

しかし、需給的には売り方の買い戻しの流れが断続的に続くとみられ、下値の堅さから下値を徐々に切り上げてくる流れが期待されるところでしょうか。為替がどう影響するか注視したいですが、緩やかなリバウンドが続く中でも買いポジションは積み上がりづらく、売り方の買い戻しによって下値の堅さがより意識されてきそうです。

明日28日は重要な経済指標である米10-12月期実質国内総生産(GDP)が公表されるのでチェックしたいですね!


昨日の名古屋セミナーの写真を頂いたので載せます〜(о´∀`о)