19日の日経平均は小幅に続伸
19日の日経平均株価は、
前日比20円80銭高の2万1302円65銭と小幅に続伸。
18日の米国市場が祝日で休場と手掛かり材料に欠ける中、前日の大幅上昇に対する利食い先行で始まりましたが底堅い展開に。
後場には黒田日銀総裁の発言を受けて為替相場が円安に振れる局面もみられ、先物主導によるインデックス買いを誘う局面も。
黒田総裁は「物価安定目標の実現に必要なら追加緩和を検討する」、「追加緩和は、効果とともに金融仲介・市場機能も考慮する必要」などと述べました。
また、ホンダ<7267>の英工場閉鎖報道も改めて欧州情勢への警戒を強めることになっています。
海外勢のフローが限られる他、祝日明けの米国市場の動向を見極めたいとする模様眺めムードも強く、売買代金は1月28日以来となる2兆円を下回っており、出来高概算10億6000万株と薄商い。
指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、NTTデータ<9613>、セコム<9735>、ユニファミマ<8028>がしっかり。一方で、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>が重しに。
祝日明けの米国市場が前週末の上昇に対する利益確定が先行するようだと、日本株への重しになりそうですのでチェックしたいところ。
また、ホンダによる工場閉鎖方針を受けた英国市場の弱さがみられてくるようだと、欧州市場全体への不安感が強まる格好となり、改めて日本株への不安要因として警戒されてくることになりそうです。
マザーズ指数は続伸。
値上がり率上位では、1月の連結ベースの売上高が好調であったレントラックス<6045>がストップ高となったほか、Kudan<4425>やレアジョブ<6096>、DMP<3652>などが上位に。
売買代金上位では、サンバイオ<4592>、ALBERT<3906>、リンク<4428>、フィンテックグローバル<8789>、サイバーダイン<7779>が上昇。
JASDAQ平均は3431.14と前日比+9.19、
JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも小幅に続伸。
個別では、中古スマホのSIMロック解除関連として物色された日本テレホン<9425>はストップ高水準まで買い進まれ、好業績見通しが見直されたアイレックス<6944>が急騰、iPS細胞関連として人気化したリプロセル<4978>が8.8%高と大幅に3日続伸。
そのほか、秋川牧園<1380>、ネクストジェン<3842>、ハンズマン<7636>などが値上がり率上位にランクイン。
一方、先週の連騰を受けた利益確定の動きが続くAKIBA<6840>のほか、日本フォームサービス<7869>やアール・エス・シー<4664>などが値下がり率上位に。
JASDAQ-TOP20では、マクドナルド<2702>、セリア<2782>、ハーモニック<6324>、シノケンG<8909>などが上昇。
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