14日の日経平均は小反落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

14日の日経平均は小反落

14日の日経平均株価は、

前日比4円77銭安の2万1139円71銭とわずかに反落。出来高概算13億4000万株。


米株高の流れや為替市場での円安の流れが材料視される一方で、利益確定の流れが重しに。とはいえ節目の21000円を上回っての推移が終日続くなど、底堅さは意識されました。

指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、日東電<6988>、ソフトバンクG<9984>が下支えとなる一方で、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>が重しとなっています。

為替市場では円相場が1ドル111円台と円安進行するも株式市場へのインパクトは限定的に。

後場半ばには、米中両国が貿易摩擦の解決策を模索する中で、トランプ政権は中国製品に対する関税引き上げの期限を60日間延長することを検討していると、海外メディアが事情に詳しい関係者の話として報じられています。この報道に対する反応も限られていたこともあり、買い戻し一巡との思惑から、短期筋の利益確定を誘った感もありそうです。こういった流れが、個人主体の中小型株にも波及した格好といえるでしょう。


新興市場を見てみますと

マザーズ指数は3日ぶり反落。

値下がり率上位では、アドベンチャー<6030>がストップ安となったほか、MTG<7806>やピーバンドットコム<3559>などがそれに続いています。売買代金上位では、サンバイオ<4592>が9%安となったほか、オンコリス<4588>、アンジェス<4563>、ラクスル<4384>、ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が軟調。

一方で、UUUM<3990>、メルカリ<4385>、オイシックス・ラ・大地<3182>、シェアリングテクノロジー<3989>は上昇。オイシックスやシェアリングテクノロジーは決算内容が好感される格好に。


JASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも3日ぶりに小反落。

個別では、民事再生手続きの開始決定を受けたシベール<2228>が大幅に続落し、値下がり率トップになったほか、第1四半期が営業赤字に転落したアルファクス<3814>や、前期営業赤字が拡大した小田原機<7314>、メディシノバ<4875>がいずれもストップ安。

一方、1株1180円でMBOを実施するフーマイエレ<3165>がストップ高で値上がり率トップに、短期の値幅取りを狙った買いにSシャワー<4838>もストップ高。また、通期業績予想を上方修正したAKIBA<6840>が大幅に続伸し、シンバイオ製薬<4582>も上昇しています。

好決算銘柄などには引き続き個人投資家を中心とした値幅取りの動きが活発で、選別色の強い展開となっているようです。