先週のマーケットを3分でおさらい
先週のマーケットを3分で振り返ってみたいと思います(^^)
よろしければ読んでくださいね。
1日に発表された1月米雇用統計は、
非農業部門雇用者数が予想の16.5万人増を大きく上振れ30.4万人増、
失業率は予想の3.9%よりやや悪い4.0%となりましたが、高水準。
平均時給は前月比は予想の+0.3%を下回る+0.1%、前年比は予想と同じく3.2%となっています。
控えめな予想に反して雇用が拡大しており、政府機関の一部閉鎖による悪影響は限定的で米経済の堅調さが示される結果となりました。
加えて1月のISM製造業景況感指数も54.0という市場予想に反して56.6と上振れし、米製造業の業績が下振れするとの懸念は後退。
良好な経済指標の結果やFRBがハト派のスタンスで今年前半は少なくとも利上げはなさそうだ、もしかすると利下げも?といった観測もあり、投資家心理が一段と改善。米企業決算も概ね好決算。
またトランプ大統領は「米中貿易戦争は近く合意に達する。プロセスは順調だ」と明らかにしたと伝えられていることも、買い戻しに向かわせたようです。
注目されたトランプ米大統領の一般教書演説は、新味に欠け手掛かりにならない、というのがれ市場の見方だったよう。
しかしトランプ米大統領が7日、米中貿易協議の期限である3月1日までに中国の習近平国家主席と会談する予定がないと明らかにしたことで、米中交渉の先行き不透明感から週後半のダウは下落し、8日のダウ平均は、前日比63ドル27セント安の2万5106ドル33セントと3日続落。
とはいえ週間ではダウ平均、ナスダックともに小幅に7週続伸となりました。
トランプ米大統領は習中国国家主席と交渉期限内に会談しないだろうとの見解を示したことで、2月下旬にも首脳会談を開くとみられていただけに、改めてリスク回避に向かわせています。2月3月は不安定な動きになるかもしれません。
クドロー国家経済会議委員長が米中交渉の合意まで「距離がある」との見方を示すなど、
ブレグジット問題など波乱は警戒されていたとはいえ、英中銀イングランド銀行が国内の経済成長見通しを引き下げたほか、欧州委員会がユーロ圏成長見通しを下方修正するなど、欧州情勢への警戒感も高まっています。
日本市場では注目されたトヨタ<7203>の決算で売上高が前期比微増の29兆5000億円、営業利益は2兆4000億円と横ばいで通期業績見通しを減額修正。連日ストップ安を演じたサンバイオ<4592>は6日に6営業日ぶりに反発すると7日には国内大手証券が最高格付けを据え置いたことなどからストップ高まで買われました。
週間では日経平均株価は455円安と大きく反落。
日本の企業決算は軟調といえそうで、下方修正も目立ちます。UACJさんの決算でも感じましたが、米中貿易摩擦の悪影響もあるようです。
が、
裏を返せば米中貿易摩擦の懸念が払拭されれば‥と期待して買いポジホールドもありかな?と思ったり、
米中のみならず韓国の株価も上昇トレンドに転じており、出遅れ感があって割安感もある日本株の妙味はあるのではと感じています。
7月の参院選前の経済政策にも期待‥
来週も頑張りましょうー!