サンバイオS安の背景は | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

サンバイオS安の背景は

市場ではサンバイオ・ショックといった流れとなり、中小型株全体に売りが波及する格好となりましたね。

年初からの上昇部分を一気に帳消している銘柄も目立っています。


サンバイオ4592の下落の背景には、

慢性脳梗塞を対象とした再生細胞医薬品SB623の米国フェーズ2試験において、慢性期脳梗塞を対象としたフェーズ2b臨床試験の治験結果で主要評価項目を達成できなかったという解析結果が伝えられたことがあります。

外傷性脳損傷を対象とするは試験が好結果が得られていたことで今回の結果はネガティブサプライズとなり、この結果が大日本住友製薬4506のストップ安にもつながっています。

サンバイオ4592もストップ安。バイオ株を中心にマザーズ銘柄の9割近くが下落しています。


FOMCや米中貿易協議の行方を見極めたいとする模様眺めムードや決算発表が本格化する中で、機関投資家は積極的には動けず、個人主体の中小型株物色が期待されていただけに、今回のサンバイオの急落の影響は大きいと考えられます。

サンバイオは明日も売りが膨らみ、完全合致での寄り付きは期待しづらい状況であり、不安感がより強まる可能性も。

ハイテク株については、ファーウェイ問題で手掛けづらいものの、アップル決算で一先ず落ち着きを期待したいところ。中小型株からやや主力大型株へのシフトも意識されそうです。