29日の日経平均は小幅高 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

29日の日経平均は小幅高

29日の日経平均株価は、前日比15円64銭高の2万0664円64銭と小幅高。


28日のダウ平均は前営業日比208ドル98セント安の2万4528ドル22セントと反落。

決算が本格化する中、28日の米国市場では半導体のエヌビディアが18年11月-19年1月期の売上高見通しを引き下げ13%を超える大幅下落。

建機大手のキャタピラーは18年10-12月の1株利益と19年12月通期の1株利益見通しが市場予想を下回り、9%を超える下落となりました。

ここ最近の順調な決算のほか、米中通商協議の進展期待などからアク抜けも期待されていたが、改めて決算に対する慎重姿勢が強まった模様です。


その流れから日経平均は続落でスタートし、下げ幅を広げる展開となりましたが、日銀のETF買い入れ観測のほか、中国が景気対策の規模を拡大していると伝えられていることもあり、じりじりと下落幅を縮め、後場半ばにはプラス圏を回復。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ユニファミマ<8028>がけん引。

 

29日の米国市場ではAMDの決算が予定されていますが、エヌビディアの影響から大きく下げていたこともあり、織り込み済みともとれる動きをみせてくるようだと、やや安心感につながると考えられます。アップルの決算へも警戒感が強く、 注視したいところ。

その他は引き続き米連邦公開市場委員会(FOMC)や米中両政府が開く閣僚級の貿易協議など重要イベントの結果待ちとなりそうです。

その中で主力処はインデックス売買の影響を受けやすく、個人主体の資金は中小型株に向かいやすい。資金の逃げ足は速いと考えられますが、決算が評価される企業への資金流入が目立っています。