15日の日経平均は続伸
15日の日経平均株価は、
前営業日比195円59銭高の2万0555円29銭と続伸。
中国の貿易は輸出と輸入の両方が予想外に減少し、貿易戦争と景気減速の影響が明らかになったことからやや売り先行でスタートしましたが、為替市場でドル円が1ドル108円70銭台と朝方からは円安に振れて推移したことや上海株の上昇を支えにプラス転換、買い優勢に。トランプ米大統領は、通商合意について順調ぶりをアピール。また、中国国家発展改革委員会(発改委)は、追加刺激策を示唆したことが上海市場の上昇に寄与したようです。
指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、オリンパス<7733>、東エレク<8035>、京セラ<6971>、TDK<6762>がけん引しました。
マザーズ市場では、マザーズ指数が朝方から上げ幅を広げる展開に。2%を超える上昇で大幅続伸し、終値としてはおよそ1カ月ぶりに900pt台を回復。
個別では、サンバイオ<4592>、ALBERT<3906>、フィンテック<8789>、SHIFT<3697>、SOSEI<4565>などマザーズ売買代金上位は全般堅調。業績予想を上方修正したUUUM<3990>のほか、オンコリス<4588>やブライトパス<4594>といったバイオ株の一角が活況。
また、決算が好感されたロゼッタ<6182>、農業総合研究所<3541>、フィルカンパニー<3267>はストップ高水準で取引を終え、リファインバス<6531>は連日で買い気配のままストップ高比例配分に。
JASDAQ市場は、JASDAQ平均とJ-Stock Indexはともに続伸し、JASDAQ-TOP20は小幅ながら4日続落。
個別では、値動きの軽さから値幅取りの動きが強まったマジェスティ<7834>が値上がり率トップ。
好決算に加え、1対2の株式分割を発表した日本色材<4920>や自己細胞シートによる軟骨再生治療が厚労省の先進医療会議で承認されたセルシード<7776>のほか、セキュアヴェ<3042>や日本サード<2488>がストップ高まで買い進まれたほか、プロパストや新都HD<2776>、BBSec<4398>などが値上がり率上位にランクインしています。
さて英下院は15日、メイ首相が欧州連合(EU)と合意した離脱協定案を採決する予定となっており、否決の公算が大きいということは想定内ではあるものの市場反応は予想できていないため模様眺めムードが強まりやすいのでは。欧州市場が不安定な流れとなるようだと、改めて景気敏感株へはショートが積み上がりやすいと考えられます。ご注意ください。
写真はトトロのシュークリーム(^ ^)
