今週のマーケットに向けて | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

今週のマーケットに向けて

おはようございます☀


先週から2019年の市場がスタートしましたね。


年明け2日のダウ平均は前営業日(2018年の終値)比18ドル78セント高の2万3346ドル24セントと小幅に続伸。

中国メディアの財新と英IHSマークイットが2日に発表した2018年12月のPMIが1年7カ月ぶりに節目の50を下回ったほか、中国国家統計局が発表した12月PMIも50を割り込んだことで世界経済の減速懸念や、米政府機関の一部閉鎖での米政権の先行き不透明感が重しとなり、大幅反落してスタートしましたが、原油価格の上昇や、トランプ大統領が中国などとの貿易交渉が終了すれば株価は戻るだろうとの発言をしたことから米中貿易摩擦懸念が和らぎ、買い戻された模様。

3日のダウ平均は、前日のアップルAAPL.O が中国販売の低迷から2018年10~12月期の売上高予想の下方修正を発表したことが重しとなり、前日比660ドル02セント安の2万2686ドル22セントと3営業日ぶりに大幅反落。

それを受けて1月4日、2019年大発会の午前の東京株式市場の日経平均株価は、前営業日比452円81銭安の1万9561円96銭と続落し、大発会としては3年ぶりに下落し、20000円割れでスタートしました。

4日に発表された12月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が31.2万人増と予想の17.7万人を大きく上振れ、失業率は3.9%と予想3.7%を下回る結果に。インフレ指標として注目される平均時給は前月比+0.4%、前年比+3.2%と予想の0.3%、3.0%をそれぞれ上回り、賃金上昇の加速を示しました。米労働市場の強さが見える結果となり米景気の減速懸念が和らいだことで米10年国債利回りは2.6%台と上昇(価格は下落)。為替市場ではドル円が円安方向に一気に動き108円台半ばへ。

また注目されたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言では、バランスシートの圧縮について変更をためらわないとの発言があり、金融政策を柔軟に見直し対応するということで買い安心感につながりダウは大幅に反発。米中貿易摩擦に関しては米中が7~8日に次官級の貿易協議を実施することが伝わり懸念が後退したことも寄与し、アップル株が約4.3%高となるなどFANG株も上昇。


為替市場の値動きを見てみますと、2019年1月3日朝に外国為替市場でリスクオフの流れから円が急騰。ドル円が急落したほか、中国経済への懸念から豪ドル、ニュージーランドドルといったオセアニア通貨が急落しました。日本市場が休場で薄商いだったことでアルゴリズム取引が引き金となるテクニカル要因でのフラッシュクラッシュのような値動きといえます。

日経平均先物は買われていますが、引き続き値動きが大きいことが想定されますので今週のマーケットも注視しつつ、しっかり対処できればと思います。

参考にしていただけると幸いです。

今週もどうぞよろしくお願いします🤲