投資をこれから始める方へ⑦株主優待のススメ | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

投資をこれから始める方へ⑦株主優待のススメ

今日は株主優待について。

株主優待から投資する企業を選ぶというのも選択肢の1つだと思います。

株主優待とは、企業が自分の会社に投資してくれている株主に、自社の製品やサービス、割引券、優待券、食品などの特典を提供するという制度です。これ、実は日本独自のもので、お中元やお歳暮などの習わしが起源とされていますが、日本人の精神にフィットしたものなのかもしれませんね。
「優待を毎年くれるから、ちょっと株価が下がっても保有していよう」という長期ホルダーさんも多く、株主優待を実施する企業は年々増えています。
5万円程度の資金があれば株主優待がもらえる企業もたくさんありますので、投資ビギナーさんは株主優待銘柄から投資を始めるのもアリだと思います。


例えば日清食品ホールディングス<2897>やカゴメ<2811>の株主になると、自社グループ製品詰め合わせが送られてきます。食品関連株の自社製品は家族で楽しむことにもつながりますので人気が高いんです。
また、外食で使える優待銘柄は利回りも良いものも多く、サラリーマンの方にも嬉しい優待です。例えばアトム<7412>は居酒屋やかっぱ寿司で使えるポイントが、吉野家ホールディングス<9861>は牛丼の吉野家やはなまるうどんなどで使えるサービス券がもらえます。他にも、お米やクオカード、図書券、映画のチケットなど、使い勝手のいいものを提供する企業や、ユニークなところではコンサートやメディカル検査、婚活パーティーにご招待などを株主優待にしている企業などもあります。

株主優待の内容は、企業のホームページの「投資家の方へ」とか、「IR情報」というところに掲載されています。何株以上保有でどんな優待が受けられるのか、しっかりチェックしましょう。保有する株数が多くなればより有利な優待を受けられる場合もあります。でもこれをひとつひとつ確認し、株価もチェックして……というのを毎回やるのは意外と大変です。そこで私は、証券会社のウェブサイトを活用することをおすすめしたいと思います。多くのネット証券では自社サイトに銘柄検索機能を用意しています。そこで「株主優待検索」を選び、検索項目を指定すれば、条件に合った銘柄が表示されてきますので、とても便利ですし、見ているだけでも楽しめますよ。

ここで注意していただきたいのは、株を買うタイミングです。株主優待を受ける権利が確定する日(権利確定日)というのが、各企業それぞれに定められていて、この日に所定の株数を保有している人に優待が提供されるからです。この権利確定日がいつなのかもチェックしておいてください。
さらに、権利確定日に株主であることを認めてもらうためには、権利付最終日と言われる、権利確定日の3営業日前までに株式を買っておく必要がありますので気をつけてください。
ちなみに、権利付最終日の当日に買っても大丈夫で、権利付最終日の翌日(権利確定日の翌日??)まで持ち越せばOK。つまり、権利確定日だけ株を保有していれば株主優待をゲットできるわけです。

銘柄を選ぶ際は自分にとって使いたい優待であるかどうかがポイントに選ぶことをお勧めします。使わなければどんなに高価な優待をゲットしてもあまり意味がありません。あとは何に気をつけて選べばいいかと言いますと、資産運用としては利回り重視で選ぶことを私は心がけています。実質利回りの高い銘柄はかなり多いので、預金と比べると株価変動リスクはあるものの、その分リターンはかなり大きいと思います。

不動産投資のように保有して安定的にリターンが得られるイメージでしょうか。初心者の方には不動産より少額から始められてメンテナンスも楽で売買しやすいですよ(^^)

カタログのような株主優待の雑誌や本もたくさん出ているのでご家族で選んでみてはいかがですか?一気にではなく、ちょっとずつ買うのがオススメです。一気にだと、全体的に高値の時に買ってしまう危険性があるので‥

参考にしてみてくださいね。