投資をこれから始める方へ③積み立てるメリットとは | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

投資をこれから始める方へ③積み立てるメリットとは

今回は積み立てて投資をするメリットの1つ、
ドルコスト平均法についてご紹介します。


ドルコスト平均法とは毎月一定の金額で積立投資を行うことで「自動で合理的に購入する」投資法のことです。ではどんなところが「自動で合理的」なのでしょうか?

例えば、自動的に『毎月1万円ずつドルを買う「定額」購入』と、『毎月100ドルずつドルを買う「定量」購入』では、前者の方が有利です。なぜかというと、「定額」で購入していく方が、「定量」で購入していくより最終的な平均取得コストを平準化する効果があるからです。

定額で購入すると、安い時はたくさん買えて、高い時は少なく買うことになります。そのためいつのまにか自動的に平均取得コストが平準化されていくのです。価格変動のリスクをプラスに取ることができます。これがドルコスト平均法です。価格が平均取得コストを上回っている時に売れば利益を生むことができます。

もちろんご自身で「今が底値だ!」と判断できれば、
安い時に一気に買う方が利益は大きいですが、
それがいつなのか判断するのは初心者でなくともなかなか難しいもの。
ニュースを見たり情報を得たりしても「あの時買っておけば‥!」や、「安いと思ったのにどんどん下がってしまった‥」という経験をお持ちの投資家も多いはずです。
ドルコスト平均法はただ機械的に買えばいいので初心者の方でもいかにも「積立投資」的な感じで取り組みやすく、ルールとしても守りやすいのもメリットと言えます。

ドルコスト平均法は、ドルと名前がついていますが、外貨投資に限ったことではなく、積み立てで何らかの投資をする場合に用いられる用語です。では、どのような商品に有効なのでしょう。上下に変動している相場、ジグザグに動くような相場で力を発揮するため、投資期間全体にずっと上げていたり下げていたりする相場には向いていません。また定額で積み立てられるような金融商品であることが必要です。
iDeCoやつみたてNISAはこのドルコスト平均法を自動的に受ける仕組みですね。

積立が可能な投資商品には、投資信託をはじめ、ETFや外貨MMF、純金(銀、プラチナ)積立、るいとう(株式累積投資)、くりっく株365などがあります。

参考にしてみてくださいね。

年を跨いで、明日はNISAについてご説明します。
のんびりと毎日読んでいただけると嬉しいです(*≧∀≦*)