26日の日経平均は反発も‥ | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

26日の日経平均は反発も‥

26日の日経平均株価は、

前日比171円32銭高の1万9327円06銭と6営業日ぶりに反発。

米国や欧州など主要な株式市場がクリスマスで休場となり、市場参加者が限られ出来高概算13億8000万株と薄商いでしたが、直近の下落に対する自律反発の流れとなりました。

しかし、休場明けの米国市場の動向を見極めたいとの様子見ムードも強く、前場半ばに19500円を回復する局面もみられ、その後はこう着に。

一方で日銀の黒田総裁が講演で「現在の強力な金融緩和を粘り強く続けていく」などと述べたものの、株価刺激策への期待があっただけに、やや失望感から一時は19000円を割り込む場面もたりました。

指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、テルモ<4543>、東エレク<8035>、KDDI<9433>、エーザイ<4523>がけん引。



JASDAQ市場は、JASDAQ平均は8日ぶりに反発し、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに4日ぶりに反発、しかし自律反発の範囲内という印象。

個別では、短期の値幅取りの動きとなったぱど<4833>がストップ高となったほか、中期経営計画を策定したアスコット<3264>は4日ぶり大幅反発に。そのほか、SDエンター<4650>、京写<6837>、ワンダーコーポレーション<3344>、EAJ<6063>などが値上がり率上位にランクイン。

一方、5日線を大きく下回った日本色材<4920>が12%安となったほか、アルテHD<2406>、木徳神糧<2700>、協和コンサル<9647>などが値下がり率上位に。

 

マザーズ指数は4日ぶりに大幅反発。

値上がり率上位銘柄では、リボミック<4591>がストップ高水準まで買い進まれたほか、トライステージ<2178>やアクリート<4395>も2ケタ上昇。

売買代金上位では、指数インパクトの大きいサンバイオ<4592>が4%高となったほか、リンク<4428>、TDSE<7046>、ジェネレーションパス<3195>が堅調。一方で、直近IPOのEduLab<4427>やKudan<4425>は下落。


明日は祝日明けの米国市場に大きく振らされやすい展開になりそうですので、今夜の欧米市場は注視したいところ‥とはいえ節税対策の売りが出やすい需給状況であり、米国市場の反発は期待しづらいところであるほか、トランプ大統領のツイッター発言による影響も気掛かり。

一方でリセッションを警戒するメディア報道もみられていますが、景気減速への懸念はあるものの、景気後退を織り込むのは時期尚早といえるでしょう。ファンドの撤退による売りなどが観測される中で下げ止まらず、過度な警戒感が高まったことが背景にあることも考えられるためしばらくは不安定な相場展開が続くとみられるものの、イレギュラー的に売られている銘柄も多く、成長期待の大きい銘柄などへは中長期スタンスで臨みたいところです。