19日の日経平均は続落、ソフトバンクIPOは? | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

19日の日経平均は続落、ソフトバンクIPOは?

19日の日経平均は

前日比127円53銭安の2万0987円92銭と続落。

18日のダウ平均は前日比82ドル高と3営業日ぶりに反発、前日までの下げに対する自律反発となりました。

しかしながらFOMC(連邦公開市場委員会)の結果発表を見極めたいとの思惑から上値も限られる中、日経平均は売り優勢の展開に。

プラスに転じる場面もありましたが、円相場が円高に振れて推移しているほか、FOMCの結果を受けた米国市場の動向を見極めたいとの模様眺めムードは強く、後場は21000円を挟んでのこう着が続きました。

指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、ユニファミマ<8028>が重石に。


注目されたソフトバンク<9434>が本日新規上場しましたね!東証1部に上場したソフトバンク<9434>の初値が公開価格を2.5%下回る1463円と公開価格を下回り、その後もじり安基調が続きました。


公開価格割れでセンチメント悪化が警戒されますが、足元では不安材料もあっただけに、一先ずイベント通過となり、インデックス需要が見込まれる来月末に関心が向かうことになりそう。一方で売買高は2億7000万株を超える大商い。換金売りに伴う市場への資金還流も意識されそうですね。

 

FOMCの結果を受けた米国市場の大きな波乱が避けられるようならば、こちらもイベント通過といった見方に向かう可能性はありそうです。

また、英国ではEU離脱を巡る2度目の国民投票を求める声が高まっていると伝えられており、金融市場の混乱を避ける動きが意識されてくる可能性もありそうなので注意したいところ。

 

JASDAQ平均は小幅ながら4日続落し、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに4日ぶりに小反発。

個別では、札幌のアパマンショップ爆発事故を嫌気した動き続いたAPAMAN<8889>が大幅続落し、上場後から利益確定売りが続くツクイスタッフ<7045>は急落。そのほか、小僧寿し<9973>、ムラキ<7477>、アイビー<4918>、トレイダーズ<8704>が値下がり率上位になった。一方、プラザクリエ<7502>が値上がり率トップになったほか、連日の株価下落の反動からイメージ情報開発<3803>はストップ高水準まで買われました。

また、直近IPO銘柄の田中建設工業<1450>のほか、ビーイング<4734>やMTジェネックス<9820>などが値上がり率上位にランクイン。


マザーズ指数は4日ぶりに大幅反発。値上がり率上位では、フリークアウトHD<6094>が急騰したほか、すららネット<3998>やフェニックスバイオ<6190>がストップ高水準まで買い進まれた。売買代金上位では、指数インパクトの大きいサンバイオ<4592>が8%高と急伸したほか、TDSE<7046>、ALBERT<3906>、UUUM<3990>、マネーフォワード<3994>が上昇。

一方で、英国子会社を解散・清算を発表した指数インパクトの大きいメルカリ<4385>が連日で上場来安値を割り込んだほか、ピアラ<7044>、ミクシィ<2121>などは軟調。

なお、本日マザーズ市場に上場したKudan<4425>は初値付かず。

直近の下落幅からは自律反発の域は脱していないものの上昇した銘柄は比較的値持ちの良い展開となっています。需給懸念は根強い状況ですが直近IPO銘柄でも強い値動きをみせる銘柄もあり、資金が向かいやすい材料株などへも短期的な値幅取り狙いの商いが膨らみやすいでしょう。