12日の日経平均は大幅反発 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

12日の日経平均は大幅反発

12日の日経平均株価は、前日比454円73銭高の2万1602円75銭と大幅に反発。

出来高概算14億8000万株。



11日のダウ平均は前日比53ドル02セント安の2万4370ドル24セントと反落。

しかし日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から21300円を回復して始まり、終日買い優勢となりました。

中国は米国製自動車に対する関税を現行の40%から15%に引き下げる案が国務院に提出されており、数日以内に検討されると一部メディアが報じました。中国が譲歩する格好から米中貿易摩擦の先行き懸念が後退する格好となり、一先ず安心感につながったようです。

また、米中貿易摩擦の再燃として受け止められていたファーウェイ幹部の逮捕についても、カナダの裁判所が保釈を認めたと伝えられ、前向きに評価された模様。

メイ英首相は欧州連合(EU)からの離脱協定をめぐる下院採決を先送りし、EUと内容の変更について再協議する意向など英国のEU離脱においてハードブレグジットの懸念が継続していたり、 米中貿易摩擦懸念も払拭されたわけではなく、週末に先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が控える中での意外な大幅上昇、と言えるかもしれません。外部環境に振らされやすい状況には変わりはないとはいえ、割安な日経平均が買われてきて、トレンドがどうなっていくのか、期待しつつ注視したいところかと思います。


指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、エーザイ<4523>がけん引。

本日上場したアルテリア・ネットワークス<4423>の初値は公開価格を4.8%下回る1190円となりました。


JASDAQ市場は、JASDAQ平均、J-Stock Indexはともに7日ぶりに反発し、JASDAQ-TOP20は3日ぶりに反発。

個別では、値上がり率上位銘柄では、ホロン<7748>が22%高と値上がりトップになったほか、KeyHolder<4712>との資本業務提携を発表したケイブ<3760>はストップ高比例配分に。

マザーズ指数は7日ぶり反発で、3%を超える上昇となりました。

個別ではオンコリスバイオファーマ<4588>が前日比17%高と急騰したほか、ピアラ<7044>や米中貿易摩擦で「直近業績に重大な悪影響予想せず」とコメントしたテックポイント<6697>がストップ高水準まで買い進まれました。