10日の日経平均は大幅反落
10日の日経平均株価は、前営業日比459円18銭安の2万1219円50銭と大幅反落となっています。
米中貿易摩擦に加えて米景気の鈍化が懸念されてきていること、英国のEU離脱案の下院採決を11日に控え、売り優勢の相場展開となり下落幅は一時500円を超える場面もありました。
今月は連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利を引き上げる可能性があるものの、19年の利上げ見通しは下方修正されるとの見方が高まり、円相場が1ドル112円40銭台と円高に振れて推移していることも重石に。
その後は21200円を挟んで下げ渋りましたが、アジア市場が揃って弱い値動きをみせているほか、グローべックスのNYダウ先物は200ドル近い下げで推移していたこともあり、買い方不在の中で安値圏でのこう着が続きました。
米中貿易摩擦に加えて米景気の鈍化が懸念されてきていることを背景に、リスクオンには向かいづらい状況が続きそうです。また、明日は英国では議会下院が、ブレグジット合意について議決しますが、下院が承認しなければ、合意は実施されないため、「合意なき離脱」による市場の混乱が警戒されやすいでしょう。ただし、欧州連合(EU)は13、14日に開く首脳会議を「英国危機」への対応を協議する場に変える構えであり、離脱延期の提案等の動きが出てくるかが注目されます。
セクターでは石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非OPEC加盟国が減産で合意したことを背景に石油石炭、鉱業の2セクターのみが上昇。 指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>の3銘柄で日経平均を100円超下押しています。
JASDAQ市場は、JASDAQ平均、J-Stock Indexはともに5日続落し、JASDAQ-TOP20は急反落。
マザーズ指数は大幅に5日続落。
個別では、サンバイオ<4592>がマザーズ売買代金トップにランクイン。また、UUUM<3990>が切り返して1%高となった他、株式分割を実施すると発表したHEROZ<4382>も買われました。18年10月期の業績予想の上方修正を発表したMSOL<7033>はストップ高比例配分。一方、ALBERT<3906>、オイシックス<3182>、メルカリ<4385>、アズーム<3496>、サインポスト<3996>などが売りに押される展開となっています。
皆様の投資のプラスに必ずなると思いますのでぜひ(^ ^)
