7日のダウは3営業日続落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

7日のダウは3営業日続落

7日のダウ平均は、前日比558ドル72セント安の2万4388ドル95セントと大きく3営業日続落。
ナスダックは219.007ポイント安の6969.252と反落。

朝方はOPECと非加盟の産油国が原油の減産で合意、原油価格が上昇、石油株が買われたことからダウも買い先行でスタート。

しかし中国の通信機器大手であるファーウェイの孟晩舟CFOが逮捕されたことや、
7日にナバロ米大統領補佐官が米中首脳会談で設定された90日の期限内に通商協議で合意出来なかった場合は中国製品への関税を引き上げると述べたことが報じられ、
米中協議に対する先行き不透明感から中国事業の比率が高い銘柄が下げたほか、貿易摩擦が米景気減速につながるとの警戒感が売りに繋がった模様です。
また2019年第1四半期にiPhoneの出荷台数の下方修正が続く可能性が高いと、アナリストが目標株価を引き下げたアップル株の下落も響きました。

11月の米雇用統計では

非農業部門雇用者数は15.4万人増と予想の20.0万人を下ぶれ、失業率は予想通り3.7%と前月と変わらずの高水準。

平均賃金は前月比+0.2%と予想の+0.3%を下振れ、前年同月比は予想通りの+3.1%と、市場予想よりやや弱めな結果となり、

前日にウォール・ストリート・ジャーナルが報じた早期利上げ打ち止めの可能性が継続と判断されたよう‥と思いきや、

平均賃金の前年同月比3.1%は予想通りと言えど労働市場の拡大基調を示していると判断されたことで利上げペースが変わらないのでは、と打ち止めの可能性が遠のいたと取られたよう。ブラード・セントルイス連銀総裁がFRBは利上げをするような状況にないと述べたと報じられましたが、もともと利上げに対して消極的なスタンスの人物であるとのことで、影響は限られた模様です。