5日の日経平均は続落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

5日の日経平均は続落

5日の日経平均株価は、前日比116円72銭安の2万1919円33銭と続落。

終値ベースでの22000円割れは11月27日以来、6営業日ぶり。

TOPIXは8.71ポイント安の1640.49とこちらも続落。


4日の米国市場では米中貿易交渉の進展に懐疑的な見方が広がったほか、米国債イールドカーブ(長短金利差)が逆転したことから米経済の景気後退への警戒感が強まり、NYダウが一時800ドルを超す下落に。結局NYダウは799ドル安と大幅に下落し、為替相場も1ドル=112円台後半と円高が進むなど外部環境が悪化。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比460円安の21610円となる中、これにサヤ寄せする格好から売り優勢の相場展開。ただし日経平均は米株安を警戒して前日に500円を超える下げをみせていたこともあり下げ渋る格好に。

5日の米国市場が休場となることで海外勢のフローが限られていたことも影響しているようです。

指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、東エレク<8035>、TDK<6762>が重石となった一方で、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>が下支え。

 三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>のメガバンク3行が揃って年初来安値を更新しており、先行きに対しては慎重姿勢か。

直近IPO銘柄や大きく調整を余儀なくされてい中小型株の一角には個人主体による見直し買いの流れが強まっている模様。


JASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも小幅続落。

個別では、わかもと製薬が緑内障・高眼圧症治療剤の第3相臨床試験開始したことを発表したDWTI<4576>がストップ高水準まで買い進まれ、自動音声翻訳サービスでハイウェルとの業務提携が引き続き材料視されたソフィアHD<6942>がストップ高比例配分に。


マザーズ指数は続落ながらも終値では1000Ptを回復。

値下がり率上位では、シェアリングテクノロジー<3989>が7%安となったほか、リファインバース<6531>やメドレックス<4586>も大幅安に。売買代金上位では、サンバイオ<4592>が3%安になったほか、オイシックス・ラ・大地<3182>、メルカリ<4385>、そーせい<4565>が軟調。一方で、ALBERT<3906>、UUUM<3990>、オンコリスバイオファーマ<4588>、イーソル<4420>、RPAホールディングス<6572>、GameWith<6552>は堅調。GameWithは、ゲームユーザー向けグループチャットサービスの提供開始を発表しています。


 5日の米国市場はジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の死去を受け、「国民追悼の日」として休場。

海外勢のフローは限られていることもあり、引き続き個人主体による中小型株物色が活発になりそうです。