4日の日経平均は大幅に反落
4日の日経平均株価は前日比538円71銭安の2万2036円05銭、
TOPIXは39.85ポイント安の1649.20と8日ぶりに急反落。
1日の米中首脳会談での対中国追加関税延期を好感し、3日の米国市場は上昇したものの、
米中貿易問題は解消したわけではなく欧州やイギリス政治の先行き不安もあり、
為替市場で円高・ドル安が進行して先物が売られ、海外ヘッジファンドが利益確定に動いたことなどから売りが膨らみました。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>、ソフトバンクG<9984>、ユニファミマ<8028>、東エレク<8035>の下げが重石となっています。
新興市場はマザーズ指数、JASDAQ平均ともに8日ぶり反落も、
マザーズ指数は1000ptをキープ、は0.28%安と小幅な下げにとどまっており、相対的に中小型株の底堅さが意識されているようです。
今週は米雇用統計など重要指標が相次ぐほか、翌週にはメジャーSQも控えていることから、引き続き海外勢のフローは膨らみづらい環境でしょう。年末高を意識した個人主体による中小型株物色が中心になりやすい需給状況となりそうです。
過去最大級のIPOとして注目される今月19日上場のソフトバンク<9434>が今週からブックビルディング期間に入っていることにも留意してください。