日経平均&TOPIXは7営業日続伸 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

日経平均&TOPIXは7営業日続伸

3日の日経平均株価は前営業日比223円70銭高の2万2574円76銭、

TOPIXは21.60ポイント高の1689.05と、

ともに7営業日続伸(^^)



注目されていた米中首脳会談において、米国が中国への追加関税を90日間猶予することで合意、

その間は互いに制裁関税の応酬を控えるとのことで、来年1月から予定していたアメリカの2000億ドル(約23兆円)分の中国製品に対する関税10%→25%への引き上げも90日間遅らせることにトランプ大統領が同意した模様です。

ただし90日以内に合意に達することができなかった場合は延期された関税引き上げが実施される可能性があるとのことです。

関税撤廃など完全解決には至らなかったものの、交渉決裂といった貿易戦争の激化は回避した格好となり、市場はこれを好感。

日経平均は22600円を回復してスタートすると、グローベックスの米株先物の上昇や中国・上海指数が2%を超える上昇となる中、後場寄り付き直後には22700円に迫る局面もみられましたが、週明けの米国市場の反応を見極めたいとするムードもあり、大引けにかけては、やや上げ幅を縮めています。

指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、リクルートHD<6098>がけん引。一方で、ファーストリテ<9983>が重しに。

東証1部の出来高は13億株台と低水準であり、引き続き日本主導での上昇は期待しづらいところといえそうです。グローベックスのNYダウ先物は500ドル近く上昇しており、週明けの米国市場がこのまま強い動きをみせてくるようだと、改めて好感した流れとなる可能性があるでしょう。

テクニカル面では約1カ月半ぶりに75日線を上回っており、5日、25日、75日、200日の各移動平均線が上向き。目先は上昇トレンドの継続が期待できそうです。


JASDAQ市場は、JASDAQ平均、J-Stock Indexはともに7日続伸。個別では、タカギセイコー<4242>、プラザクリエイト本社<7502>、光製作所<8191>、イメージ情報開発<3803>、シンバイオ製薬<4582>、HAPiNS<7577>、ジェイテック<2479>、グリムス<3150>が10%超の大幅上昇。


マザーズ指数も7営業日続伸。

個別では、三菱UFJ銀行との間でコミットメントライン契約締結したと発表し、上場来高値を更新したサンバイオ<4592>がマザーズ売買代金トップにランクイン。また、オイシックス<3182>が13%超の上昇、前週末に12%安となっていたALBERT<3906>も買い戻しの動きが。

シリコンスタ<3907>は、ポストエフェクトミドルウェア「YEBIS3(エビス3)」が、任天堂<7974>が販売するNintendo Switch向けゲームソフト「ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ」と「ポケットモンスター Let's Go! イーブイ」に採用されたと発表し後場に急伸しています。


外部環境に対する不安感が一先ず落ち着く格好となったことから、年末ラリーを意識した個人主体の売買が活発化しやすくなりそうです。