今週の見通し | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

今週の見通し

おはようございます☀


今週は米国では雇用統計といった重要な経済指標の発表が予定されていますね。指標内容が強い内容となれば利上げ観測につながる可能性はあるので注意は必要。雇用統計のレポートを今月も水曜か木曜あたりにリリースしますので、お役立ていただけると嬉しいです。

とはいえ‥12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での25ベーシスの利上げは織り込まれており、一方で、来年の利上げ回数予測の引き下げに動く可能性があるため、雇用統計の内容が強くてもネガティブに反応することはなさそう、との見方が優勢のようです。

 注目されていたG20首脳会議に出席した米トランプ大統領と中国の習近平国家主席との会談について。

長期化の様相を呈していた貿易問題について話し合われたわけですが、結論から言うと交渉は継続、実質的に問題解決が先送りされた、というところ。

米国は交渉期限を90日としており、その間は互いに制裁関税の応酬を控えることで合意。来年1月から予定していたアメリカの2000億ドル(約23兆円)分の中国製品に対する関税10%→25%への引き上げも90日間遅らせることにトランプ大統領が同意した模様です。

ただし90日以内に合意に達することができなかった場合は延期された関税引き上げが実施される可能性があるとのことです。

米中貿易摩擦への影響は長期化するほか、英国の欧州連合(EU)離脱問題で「合意なき離脱」のリスクが高まっていることなど、一気にリスクオンに向かう流れはちょっと考え辛そうです。

そのため、ここにきてボトムからの出直り基調にあるマザーズ銘柄など、中小型株への物色が強まることが考えられるでしょう。

ソフトバンクの仮条件(1500円)が決定し、換金売り等も意識されそうですが大きく調整をみせていた直近IPO銘柄や材料性のある中小型株には、年末高を意識した資金が流入しやすいと考えられますので注目してみてください。


先週末、11月30日のダウ平均は前日比199ドル62セント高の2万5538ドル46セントと反発。
ナスダック総合株価指数は前日比57.455ポイント高の7330.537、
S&P500は前日比0.8%上昇し2760.17と週間ベースで2011年以来の大幅高となっています。
では今週もよろしくお願いいたします🤲