14日の日経平均は小反発 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

14日の日経平均は小反発

14日の日経平均株価は、
前日比35円96銭高の2万1846円48銭と小幅に反発。

前日の下げに対する自律反発の流れやアジア市場の底堅い値動き、ソフトバンクG<9984>が強含みの値動きとなったことなどが買い要因に。

英国のEUからの離脱をめぐり、離脱条件などを定めた協定案について、英国とEUが事務レベルで暫定合意し、メイ首相は14日に緊急閣議を開いて離脱案について協議すると伝えられており、EU離脱に向けた動きを見極めたいとする様子見ムードや、

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が11月末にブエノスアイレスで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議にあわせて会談する予定とされており貿易摩擦の行方が気がかりなうちは手がけづらい模様で、

狭いレンジの中での方向性に欠ける相場展開となりました。

指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG、TDK<6762>が下支えする一方で、ファーストリテ<9983>、大塚HD<4578>、リクルートHD<6098>が重しに。

13日にクドロー米国家経済会議(NEC)委員長が米中首脳会談を前に、両国の閣僚が協議の準備をしていることを明らかにするなど米中関係の改善期待もあり、米中貿易摩擦やEUのユーロ離脱の動向への不透明感が払拭されれば…と押し目を買い拾うのも一考ではないでしょうか。

 

新興市場は弱い値動き。

マザーズ指数は前日比10.0pt安の944.0ptと大幅続落。

短期資金の逃げ足が速まるなか、日中取引終了にかけて下げ幅を拡大する展開に。

個別では、前日に2ケタ増収増益決算を発表したMTG<7806>などが上昇。

売買代金上位では、エクストリーム<6033>、サインポスト<3996>、UUUM<3990>が軟調な一方で、バンク・オブ・イノベーション<4393>、サンバイオ<4592>、ALBERT<3906>、MTG<7806>は上昇。


JASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはともに4営業日続落。
個別では、パソコン販売を手掛けるアプライド<3020>および半導体保護資材で世界トップクラスのアテクト<4241>がストップ高。アプライドは13日に発表した18年4-9期営業利益が予想を上回っています。この他、上値追いの動きが続いているKYCOMホールディングス<9685>は18%弱上昇し年初来高値を更新、クレステック<7812>は13日に18年7-9期決算を発表し、営業利益の高進捗が確認され16%強上昇。
一方、プラモデルやフィギュアなどの企画、製造、販売を行う壽屋<7809>は13日に発表した18年7-9期決算が大幅減収・赤字転落となりストップ安。フリーペーパーを制作するぱど<4833>は13日に19年3期予想営業利益を3億円の黒字から1.6億円の赤字に修正し、20%弱下落。
JASDAQ-TOP20では、田中化学研究所<4080>が8%を超える大幅高となり、一方アイサンテクノロジー<4667>が4%強下落となっています。

さて原油相場の下落が止まりませんね。昨夜のWTI原油先物は12営業日続落。

トランプ大統領がサウジアラビアなどに対し、原油減産をけん制する発言をしたことや、

OPECの2019年の石油需要見通しが予想を下方修正したものの、加盟国の10月の産油量が増えていることが原油価格を圧迫。世界的な原油の供給過剰への懸念が広がっていることなどが下落の背景にあるようです。

約1年ぶりの安値水準に低迷している原油市場についてのレポートも明日リリースする予定ですのでお待ちくださいませ(^^)
今日もお疲れ様でした!