14日の日経平均は小反発
前日の下げに対する自律反発の流れやアジア市場の底堅い値動き、ソフトバンクG<9984>が強含みの値動きとなったことなどが買い要因に。
英国のEUからの離脱をめぐり、離脱条件などを定めた協定案について、英国とEUが事務レベルで暫定合意し、メイ首相は14日に緊急閣議を開いて離脱案について協議すると伝えられており、EU離脱に向けた動きを見極めたいとする様子見ムードや、
トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が11月末にブエノスアイレスで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議にあわせて会談する予定とされており貿易摩擦の行方が気がかりなうちは手がけづらい模様で、
狭いレンジの中での方向性に欠ける相場展開となりました。
指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG、TDK<6762>が下支えする一方で、ファーストリテ<9983>、大塚HD<4578>、リクルートHD<6098>が重しに。
新興市場は弱い値動き。
マザーズ指数は前日比10.0pt安の944.0ptと大幅続落。
短期資金の逃げ足が速まるなか、日中取引終了にかけて下げ幅を拡大する展開に。
個別では、前日に2ケタ増収増益決算を発表したMTG<7806>などが上昇。
売買代金上位では、エクストリーム<6033>、サインポスト<3996>、UUUM<3990>が軟調な一方で、バンク・オブ・イノベーション<4393>、サンバイオ<4592>、ALBERT<3906>、MTG<7806>は上昇。
トランプ大統領がサウジアラビアなどに対し、原油減産をけん制する発言をしたことや、
OPECの2019年の石油需要見通しが予想を下方修正したものの、加盟国の10月の産油量が増えていることが原油価格を圧迫。世界的な原油の供給過剰への懸念が広がっていることなどが下落の背景にあるようです。