13日の日経平均は大幅に反落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

13日の日経平均は大幅に反落

13日の日経平均株価は、

前日比459円36銭安の2万1810円52銭と大幅反落。

終値ベースで6営業日ぶりに節目の22000円を下回りました。


12日の米国市場ではiPhoneXSなどの販売が思わしくないとの懸念の強まりからアップル株が約5%急落。その流れから「FANG」など主要ハイテク株にも売りが波及しました。加えてマレーシアの政府系ファンド1マレーシア・デベロップメントの資金流用の巨額不正事件にゴールドマン・サックスの元幹部が関与しており、多額の制裁金を科される可能性があると報じられていることでゴールドマンが7.5%安と大幅に下げ、指数を押し下げ、NYダウが600ドルを超える大幅安に。

この流れから日経平均は全面安商状となり、21500円を下回る局面も。しかしソフトバンクG<9984>が切り返して日経平均を下支えしたこともあり、寄り付き水準まで下げ幅を縮めました。

指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクGが下支えする一方で、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、信越化<4063>、京セラ<6971>が重石となっています。


売り一巡後は中小型株に切り返す動きが散見されており、

JASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも3日続落するも、好決算発表銘柄など好材料のある銘柄には押し目買いなどが入り、売り一巡後は下げ渋る展開に。

個別では、上期の損益が赤字に転落したチエル<3933>がストップ安比例配分となり、前日にストップ安まで売られたメイコー<6787>も17%安と大幅続落。また、上期営業損益が黒字に転換したものの進ちょくの悪さが嫌気されたシステムズD<3766>は急反落。このほか、イメージ情報<3803>、地域新聞<2164>、サカイHD<9446>などが値下がり率上位にランクイン。一方、19年9月期の営業利益予想を94%増としたアルファクスFS<3814>、上期の営業利益が大幅増益となったナビタス<6276>やHABA<4925>がストップ高水準まで買われたほか、EAJ<6063>、エスケーエレク<6677>、小田原機<7314>、ユビキタスAIコーポレーション<3858>、博展<2173>などが値上がり率上位に。


マザーズ先物は前日比6.0pt高の954.0ptと反発。

売買代金上位では、エクストリー<6033>、フィンテックグローバル<8789>、UUUM<3990>が軟調な一方で、サンバイオ<4592>、ALBERT<3906>、サインポスト<3996>、そーせい<4565>が堅調。

値下がり率上位では、前日の決算が嫌気されたBS<3623>が20%超の下落となったほか、sMedio<3913>やシステムサポート<4396>も15%の下落となっています。


決算を評価した個別物色のほか、依然としてまちまちではあるものの強い銘柄に押し目拾いの流れが強まる動きもみられており、日経平均が一時800円に迫る下落となる中で、個人投資家の冷静さが窺える状況であったといえるでしょう。

 

まずは今夜の米国市場の動向を注視したいところですが、10月の急落局面で需給整理はいったん終えているとみられるため下落局面では冷静に押し目買いしたいところでしょうか。