12日の日経平均は反発
12日の日経平均株価は、
前営業日比19円63銭高の2万2269円88銭と小反発。
中国経済の減速懸念や原油相場の下落が嫌気され、
先週末の米国市場ではダウ平均が前日比201ドル92セント安の2万5989ドル30セントと5営業日ぶりに反落。ナスダック総合株価指数は続落し、前日比123.983ポイント安の7406.902と続落。
その流れから朝方の日経平均は売りが先行し、利食い優勢の相場展開に。
ただし、22000円処での底堅さも意識され、
米株先物がプラス圏で推移していたことやアジア株の底堅い値動き、為替市場の円安推移などを背景に堅調推移となりました。
5日、25日線を挟んでの小幅なレンジ取引ではあったが、22000円を割り込まずにプラス圏で終えるなど、底堅さが意識されています。
セクターでは繊維、機械、鉱業、空運、倉庫運輸、食料品がしっかり。半面、石油石炭、非鉄金属が2%を超える下げとなったほか、海運、サービス、電気機器、銀行が冴えない展開に。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>が下支えする一方で、TDK<6762>、資生堂<4911>、太陽誘電<6976>、アドバンテスト<6857>が重石となっています。
一方で、中小型株には次第に利食いに押される銘柄が目立つ格好となり、マザーズ指数は7営業日ぶりに下落。
強い値動きを続けていたサンバイオ<4592>が下押したほか、ミクシィ<2121>、JIA<7172>といった指数寄与度の高い時価総額上位銘柄が下落したことも買い見送りムードにつながった模様です。
上期の営業利益が大幅な増益となったアルファポリスや、前期決算が大幅な増益を達成したバンクオブイノベ<4393>、業績予想を上方修正した旅工房<6548>などはストップ高まで買い進まれています。
JASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも続落。
個別では、今期2ケタの営業減益見通しを9日に示したアサカ理研<5724>が3日ぶりに大幅に反落し、上期の営業利益が大幅な減益となったnmsHD<2162>が前週末比100円安の423円、業績予想を上方修正するも市場コンセンサスに届かなかったメイコー<6787>も前週末比500円安の2395円とともにストップ安まで売られています。
業績予想を上方修正したユニマットRC<9707>は前週末比334円高の2222円と大幅に3日続伸。
また、14日の決算発表を前に思惑買いが入った高見サイ<6424>は大幅に続伸し、上期の営業利益が通期計画を上回った日本一S<3851>が急反発。
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