9日の日経平均は反落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

9日の日経平均は反落

9日の日経平均株価は、
前日終値比236円67銭安の2万2250円25銭と反落。

米ハイテク株の弱さが目立つ中、利食い優勢の展開に。

中国・上海市場や香港・ハンセン市場の弱さが重しとなるも、為替市場で早朝にドル円が114円台となるなど円安進行したことが支援材料となりやや下げしぶりました。 22500円に上値を抑えられる格好となったものの、アジア市場の弱い動きのほか、決算発表がピークを迎える中での週末要因もあり、積極的には手掛けづらいところで、今日の下落は想定内といったところではないでしょうか。


東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、若干値上がり数が上回る格好。セクターでは繊維、空運、陸運、水産農林がしっかりな半面、石油石炭、鉱業、非鉄金億、機械、情報通信の弱さが目立ちます。

指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、KDDI<9433>、東エレク、資生堂<4911>が重石に。


一方で中小型株の強い値動きが目立っており、直近IPO銘柄の一角などへの物色が強まっています。


マザーズ指数は一時1000Ptを回復、小幅に6日続伸。

値上がり率上位では、18年12月期の営業利益予想を前期実績上回る6.50億円に修正したユーザベース<3966>のほか、そーせい<4565>やフォーライフ<3477>もストップ高に。売買代金上位では、決算で営業赤字確認も悪材料出尽くとなったメルカリ<4385>のほか、UUUM<3990>、イーソル<4420>、エルテス<3967>が上昇。

JASDAQ市場では、JASDAQ平均とJ-Stock Indexはともに3日ぶりに小反落し、JASDAQ-TOP20は4日ぶりに反落。

相対的に中小型株の底堅さが見受けられました。


来週半ばで決算発表が一巡することもあり、個人主体の中小型株物色に広がりがみられてくる可能性がありそうです。

全体としては米中貿易摩擦の行方が重石となり、11月末にブエノスアイレスで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議にあわせて会談することを確認するなか、小康状態が続くでしょう。

なお、中国では11月末までに共産党中央委員会全体会議、12月半ばに中央経済工作会議を開催するのが通例となることもあり、G20までには話がまとまる可能性が高いと考えられているようです。