まもなく米中間選挙
おはようございます!
いよいよ中間選挙ですねー!
さてさて中間選挙の前にざっと押さえておいていただきたいことを書きまーす!
中間選挙のポイントは与党である共和党が上・下両院で過半数を維持できるかです。
シナリオは3つ。
シナリオ1 上院を共和党、下院を民主党がとる
市場のコンセンサスはこちら。ねじれ議会となりますが折り込み済みといえそうです。
不透明感が解消されるかもしれませんが小動きとなるかもしれません。ドルが売られるとしても短期的で反転するとの予測もあり、押し目買いの準備をしても良いかもしれません。
シナリオ2 上院下院ともに共和党がとる
トランプ政権の財政政策を推進しやすくなるため株高、ドル高に動きそう。ポジティブサプライズといえます。
シナリオ3 上院下院ともに民主党がとる
そもそも上院は3分の1の改選で共和党が有利なのに、こうなってしまうとネガティブなサプライズとなるのでは少なくとも一時的には株価は下落しそうです。が、そこが押し目になる可能性も。
前回のオバマ大統領の際はどちらも野党が勝利しました。拮抗していなかったため早めに結果が出ています。今回は事前予想は上院はおそらく与党の共和党が、下院は野党の民主党がとるのでは、というのが市場のコンセンサスとなっていますが、かなり拮抗しているため結果が明らかになるのは日本時間で7日の午後以降となるでしょう。それまで出口調査など最新情報が出るたびに株価が乱高下することが予想されます。
コンセンサス通りだとねじれ議会化しますが、すでに折り込まれており、小動きになる可能性があると考えます。
共和党が下院もとればポジティブサプライズとなるのではないでしょうか。
VIX指数の10月の高さをみて11月に売ってくるファンドのために11月は軟調継続かもしれません。(ポジティブサプライズがあれば一足早いクリスマスラリーがくるかも!)
ただ金融相場で上昇という考えは変わらないので、12月にはクリスマスラリーで上昇するのでは、と個人的には思っています。
さておさらいです、そもそも中間選挙とは、
4年ごとの大統領選挙の中間の年に実施され、現職大統領の2年間の実績や与党の評価を問う、中間テストのようなもの。
今回の米中間選挙では上院議席(100議席)の3分の1の議席(35議席)と
下院全議席が改選されることとなっています。
今まではほとんどの場合で与党が議席を減らしており、国民の見る目は与党に対して厳しめ、と考えて良いと思います。1990年以降、大統領の与党が両院で議席を増やした中間選挙は、9・11テロ翌年の2002年のブッシュ大統領のみですが、これはテロという特殊な状況でしたので…。
ロシアゲート疑惑やカバノー問題など盛りだくさんのトランプ大統領にどんな国民の審判が下るのか注目です。
現地時間の夜に開票が始まるので、
一番影響を受けるのは今日の日本市場と言えるのではないでしょうか?
大統領選もそうでしたが、7日の日本市場は大きく動く可能性が大いにあるので注目です!
では詳しい時間ですが…
日本時間3日
午前7時には
インディアナ州とケンタッキー州の一部で投票が締め切られる模様。
午前8時に、
ジョージア州、サウスカロライナ州、バーモント州、バージニア州、フロリダ州の大半、インディアナ州とケンタッキー州の残りで投票が締め切られます。
午前8時半にノースカロライナ州、オハイオ州、ウェストバージニア州で投票が締め切られますが、全米のトレンドを表すと言われるオハイオ州の選挙結果には特に注目が集まります。
午前9時 日本市場がスタートする時には、コネティカット州、デラウェア州、コロンビア特別区、メーン州、メリーランド州、マサチューセッツ州、ミシガン州、ニューハンプシャー州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、テネシー州、アラバマ州、イリノイ州、ミシシッピ州、ミズーリ州、オクラホマ州、サウスダコタ州とテキサス州の大半、フロリダ州の残りで投票が締め切られる模様です。
そして午前11時にネバダ州、アイオワ州、モンタナ州、ユタ州、アリゾナ州、アイダホ州とノースダコタ州の大半で投票が終了するとのこと。
参考になれば幸いです。
しっかり押さえてまいりましょう!