25日の日経平均は全面安に | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

25日の日経平均は全面安に

25日の日経平均株価は、
前日比822円45銭安の2万1268円73銭と大幅に下落。
終値で21300円を下回るのは4月3日以来。

24日のダウ平均は、前日比608ドル01セント安の2万4583ドル42セントと大幅に3日続落し、7月上旬以来の安値で終えました。
ナスダック総合株価指数も前日比329.138ポイント安の7108.401と大幅に続落。
S&P500種株価指数は前日比3.1%安の2656.10と節目の2700を下回ったことも投資家心理を圧迫する要因となったのでは。VIX指数も不安感が高まった状態とされる20を上回りました。
9月の米新築住宅販売が市場予想を上回る落ち込みとなったことや、米中貿易摩擦の影響での米企業業績悪化への懸念、サウジアラビアの反体制記者ジャマル・カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館内で殺害されたとの疑惑でのサウジアラビアを巡る地政学リスクへの警戒感が継続。

東証1部の騰落銘柄は値下がり数が2000を超えており、全体の98%を占める全面安商状。

クターでは33業種全てが下落しており、サービス、ガラス土石、その他製品の下落率が4%を超えたほか、医薬品、電気機器、非鉄金属、鉄鋼、建設、精密機器の弱さが目立ちます。

指数インパクトの大きいところでは、上昇はパナソニック<6752>、東ガス<9531>の2銘柄のみ、一方でファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、TDK<6762>の5銘柄で日経平均を220円超下押しています。

ハイテクセクターや景気敏感株の下落幅が大きく、リスクオフ商状となっていますが、9%を超える下落を見せていた米半導体大手のAMDが、さらに時間外で急落したことから、パニック的な動きをみせています。アジア市場も軒並み大きく下げており、今晩の米国市場をしっかりウォッチする必要があるでしょう。

しかし個人的にはファンダメンタルというよりはテクニカルで大きく下げた印象を持っており、わたしは少し買い玉を増やしました。いずれにせよ、ピンチはチャンス、パニックを起こさず冷静に対処してくださいね。

気掛かりなのが個人の需給状況ですが、マザーズ指数は6%を超える下落となり、ボトムを形成したとしても直ぐに反転に向かうには相当時間を要すると考えられます。

またJASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20はともに大幅に続落し、J-Stock Indexは急反落。JASDAQ平均は10月11日に記録した取引時間中の今年の最安値(3660円09銭)を大きく下回るなど年初来安値を更新しています。

今日もお疲れ様でした!