23日の日経平均は大幅反落
サウジアラビアを巡る地政学リスクやイタリアの財政不安など海外政治状況の先行き不透明感が嫌気されました。特にサウジアラビアを巡る地政学リスクへの警戒感は大きいよう。サウジアラビアの反体制記者ジャマル・カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館内で殺害されたとの疑惑で、ムハンマド皇太子の関与が疑われており、本人は否定しています。
トルコ大統領の声明が注目されています。わたしも今ニュースを見ながらこの記事を書いております。トルコのエルドアン大統領はトルコ政府としてサウジ総領事館内で殺害されたと初めて認定し、
「計画された殺人である」旨の発言をしたと報じられていますが、殺害を誰がやったのかは明らかにされていません。
これが米市場や明日の日本市場にどう影響するのか注視したいところです。
また決算発表シーズン、 米中間選挙などを見極めたいとする様子見ムードも強いよう。
東証1部の騰落銘柄は値下がり数が2000を超えており、全体の95%を超える全面安商状に。
指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>、KDDI<9433>、ユニファミマ<8028>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>が重石に。
バリュエーション面での割安感などを指摘する声も聞かれますが押し目買いも入れづらい需給状況といえそうです。
マザーズ先物は前日比17.0pt安の948.0ptと大幅続落。
JASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexはいずれも反落となりましたが、
実質的存続性の喪失に係る猶予期間から解除されたアクサスHD<3536>がストップ高となったほか、19年3月期上期営業利益を上方修正したアールビバン<7523>、医薬品や化粧品開発などの事業追加の株主提案を受け取ったイメージワン<2667>などが買われています。