19日のダウは3日ぶり反発 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

19日のダウは3日ぶり反発

来週のマーケットが始まる前に19日の米市場を押さえておきましょう。

19日のダウ平均は、前日比64ドル89セント高の2万5444ドル34セントと3日ぶりに反発。
P&Gやアメリカンエキスプレスの市場予想を上回る好決算など、米企業の業績が好材料となったほか、前日の下落での反発も。週末前の持ち高調整で下げに転じる場面があったものの堅調に推移しました。

19日には9月米中古住宅販売件数が発表されました。
結果は前月比3.4%減と市場予想を下振れ、2015年11月以来、2年10カ月ぶりの低水準となっています。
金利上昇から、住宅ローン金利も上がっていることで住宅を購入する人が減っているよう。

米中古住宅販売件数は、景気変動に先行指標と言われています。 

アメリカの大都市圏は東京23区より空室リスクが低いとされ、賃料の上昇傾向も続いているため安定的なインカムゲインが見込める投資先となっているから…なのです。また住宅投資をすると家具や家電製品の消費にもつながりますのでそういう意味でも経済効果があります。それゆえ新築住宅着工件数も中古住宅販売件数も、個人の消費動向に対しても影響が大きい指標です。

 

日本では住宅は「一生に一度の大きなお買い物」と考えられがちですが、アメリカでは住宅は資産だと考えられています。そして、日本で築年数が経過すると資産価値が低下しやすいですがアメリカではそうではなく、メンテナンスやリノベーションなどのバリューアップが一般的となっており、節税とインカムゲイン、キャピタルゲインも狙える投資対象なのです。メンテナンスや環境次第では中古物件も資産価値が上がることもあるので、不動産市場での中古物件の流通に占める割合について、日本は1割強とされていますが、アメリカでは約8割と大部分を占めています。加えて新築住宅販売件数の数倍、中古物件は数があるため注目度も高いといえます。

注目してみてくださいね。

今日もお疲れ様でした!