景気ウォッチャー調査
広島セミナー、無事に終了しました!
皆さま熱心に聞いてくださり、感謝です!!
松風さんとCOTAさんとご一緒でしたので、女性投資家の方が多くて、そういう意味でもとても嬉しかったです。(後ほどこちらの企業様をブログでご紹介させていただきますね)
ご来場くださった皆様、本当に本当にありがとうございました😊
さて今日のセミナーでもご紹介した、景気を半歩先取りで把握するのにオススメの景気ウォッチャー調査について書きたいと思います。
8月の景気ウォッチャー調査もいい感じでしたね。7月の下げから回復しており、
『今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、人手不足、コストの上昇等に対する懸念もある一方、秋物商戦や受注増等への期待がみられる。」とまとめられる。』と伝えられていますので、日本の景況感に問題はなさそうです(^^)
自由回答のコメントは銘柄選定でも役立ちます。
8月でいうと、
「求職者が少なくなり、派遣単価が上がる予定である。単価が上がれば、求職者が増えて 派遣人数も増加すると予測している」→人材関係は引き続き好調そう、などと半歩先読みする材料となるのでは。
余談ですが、日本政府観光局が9月19日に発表した訪日外客数よりますと、8月の訪日外国人数は前年同月比4.1%増の257万7,800人と前年を10万人以上上回り、8月として過去最高を記録しています。まもなく9月の景気ウォッチャーの発表となりますが、またインバウンドの文言が入ってくるのではないでしょうか。
景気ウォッチャーとは?という方はこちらをご参照くださいませ。
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景気ウォッチャー調査は街角景気とも言われ、日本経済の状況を最も早く把握できる敏感な経済指標と言えます。
景気ウォッチャー調査とは内閣府が毎月調査しているもの。調査の対象は、地域の景気に関連が深い職業だったり、身近に景気の動きを観察できる人々。具体的に言うとタクシーの運転手や百貨貨店などの店員、また、製造業や金融、 税理士、人材派遣会社の社員など「家計動向、企業動向、雇用等、代表的な経済活動項目の動向を敏感に反映する現象を観察できる業種の適当な職種」、つまり景気を敏感に観察でき、経験則もあると考えられる職業の方々、2050人の協力を得て調査されているのです。そのため景気ウォッチャー調査は街角景気指数とも呼ばれています。
「最近外食をするお店が混んでいる」とか、「外国人観光客も増えたし、高いものが売れている気がする」など世間話の中で景気を感じることがありますよね。それが経済指標になった、みたいな感じです。私もタクシーに乗るとつい運転手さんに「最近の景気の良し悪しはどうですかー?」みたいな話を聞いたりします。
毎月月末の調査が翌月第6営業日に発表され、速報性が高いことでも注目度の高い指標です。
景気ウォッチャー調査の見方は、景気の現状判断DIが横ばい状態の50より高いか低いかです。100点満点のテストと同じようなもので全ての人が景気が最も悪いと判断するとDIは0に。逆に最も良いと判断している満点の状態が100となります。今の景気を見る景気の現状判断DIと、2~3カ月先を見る先行き判断DI、両方チェックしてくださいね。内閣府のH Pで最新の結果を見ることができます。
http://www5.cao.go.jp/keizai3/watcher_index.html