27日は9日ぶりに反落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

27日は9日ぶりに反落

27日の日経平均株価は、前日比237円05銭安の2万3796円74銭と9日ぶり反落。
米中貿易摩擦懸念が続いているほか、
注目された日米首脳会談とFOMCが影響したようです。

FOMCは、市場の予想通り政策金利がFF金利の誘導目標を2.00~2.25%に引き上げることが決定され、今後数年の金融政策見通しを維持しました。
ただし金融政策については「緩和的」という表現が声明文から削除されたことから、当局による利上げ方針が終了間近であるとの見方が。米長期金利の低下につながったことで金融セクターに売りが広がりました。

日米首脳会談では日米物品貿易協定(TAG)の交渉開始で合意。
TAGの交渉中には、米国が自動車関税を引き上げないという自動車輸入制限の回避に成功したと伝わったことで、自動車株がリバウンドをみせました。
日米首脳会談ではTPPで合意した水準を超えての関税の引き下げには応じないことも確認した形に。また2国間交渉に持ち込まれたもののトランプ大統領の顔も立てた、という見方のよう。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円安の23880円となり、日経平均も朝方から売りが先行。目先の利益を確定する動きが強まり、先物主導で後場は値を急速に下げました。

 

東証1部の騰落銘柄は値下り数が1700を超えており、全体の8割を占めています。

セクターでは空運が唯一上昇した半面、石油石炭、非鉄金属、電気機器が2%を超える下落に。


JASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って反落、

マザーズ先物も4日ぶりに反落となっています。