20日の日経平均は5日続伸ですが… | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

20日の日経平均は5日続伸ですが…

20日の日経平均株価は、
前日比2円41銭高の2万3674円93銭とわずかに5日続伸。
中国の李克強首相が輸出競争力を向上させるために人民元切り下げを行わないと発言したことから貿易摩擦への懸念が後退し、19日のNYダウは続伸。
20日の日経平均は朝方から買いが先行した。
注目された自民党総裁選では、石破茂元幹事長による得票率の伸びが伝わると、日経平均は一時マイナスに転じる場面もありましたが、
最終的には大方の予想通りに安倍晋三首相の3選が決定。
目先の材料出尽くし感が広がったことから戻りは限定的で、利確売りが優勢となったようです。
指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>と日立建機<6305>が、2銘柄で指数を約32円程度押し上げたほか、
日立建機が中国による輸入品に対する関税率引き下げ報道が一部メディアによって伝わったことから中国関連銘柄として買戻しの動きが優勢に。
売買代金上位では、ニンテンドースイッチ向けの月額制オンライン有料サービスを開始した任天堂<7974>が4%を超える上昇となったほか、
米長期金利上昇を受けて、三菱UFJ<8306>やみずほ<8411>、三井住友銀<8316>といったメガバンク株が堅調な動きをみせた模様です。

JASDAQ市場は、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20はともに5日ぶりに小反落し、
J-Stock Indexは5日続伸。
マザーズ指数は反落。
前日までの2連騰をみせたメルカリ<4385>の上値の重さや2日連続でストップ安比例配分となったそーせい<4565>が個人投資家心理を冷え込ませたようです。
ちなみにIPOは相変わらず好調で、本日マザーズ市場に新規上場したアズーム<3496>の初値は、公募売り出し価格の約2.13倍の6400円と好スタートを切りました。

気になる20日の上海総合指数は3日ぶりに反落したものの、前日比1.61ポイント(0.06%)安の2729.24ポイントと小幅にとどまっています。