JASDAQに注目
日経平均は大幅続伸となり、2月以来の水準を回復しましたが、TOPIXが1.81%上昇だったのに対して、JASDAQは0.06%、マザーズは0.79%にとどまっています。
中小型株には利益確定の流れが強まる銘柄も散見されており、個人主体の需給改善とまではいかなかったよう。TOPIX主導によるNT倍率修正が進むとともに、需給懸念がくすぶる中小型株への見直し等への波及が今後期待されることになりそうです。
JASDAQの個別に注目してみますと、
値動きの軽さに着目した買いからリリカラ<9827>、災害復興関連株の出遅れ銘柄として買いが続いた応用技術<4356>もストップ高に。
また、TATERU<1435>の急騰を受け、シノケンG<8909>は11%高となったほか、和井田<6158>、Mipox<5381>、テイツー<7610>、やまみ<2820>などが値上がり率上位にランクイン。
一方、今期大幅な減益見通しを示した明豊エンター<8927>がストップ安比例配分となり、作家村上春樹氏が文学賞を辞退することが明らかになったことから書籍販売減少への思惑につながり文教堂HD<9978>は大幅反落。
また、決算を発表するも材料出尽くし感から売られた山王<3441>は16%安の1229円と3日ぶりに反落したほか、日本テレホン<9425>、エフティG<2763>、デジアド<4772>などが値下がり率上位になりました。
JASDAQ-TOP20では、マクドナルド<2702>、ユニバーサル<6425>、ブロッコリー<2706>などが上昇しています。