10日の日経平均は7日ぶり反発 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

10日の日経平均は7日ぶり反発

10日の日経平均株価は、
前日比66円03銭高の2万2373円09銭と7日ぶりに反発。


日本の2018年4-6月期のGDP2次速報値が1次速報値から上方修正となったことが支えに。
前期比は0.5%増から0.7%増に、年率換算で1.9%から3.0%増と上方修正されました。民間設備投資が大きく上振れ、1次速報でマイナスとされていた企業の設備投資も2次では上昇に転じています。
売り一巡後の底堅さが意識されており、短期筋のショートカバーや値ごろ感からの押し目買いを誘う格好に。直近の下げに対する自律反発から買いが優勢の展開となりました。
また、台風・地震による復旧工事が進んでいることなども、センチメントを明るくさせる要因に。

一方でトランプ米大統領が中国の2000億ドル相当の製品に加えて、2670億ドル相当の製品への追加関税を課す準備はできていると伝えられたことは重しとなっています。

 

東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1200を超えており、全体の過半数を占めました。

セクターでは保険、鉱業が1%を超える上昇となったほか、海運、医薬品、銀行、情報通信、パルプ紙がしっかり。

半面、陸運、化学、ガラス土石、水産農林、サービス、繊維が小安い。


週末には先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が控えているため、海外勢など積極的には動きづらい需給状況ですが、個人主体による中小型株物色が活発となったことも、少なからずセンチメントを明るくさせそう。

目先的には日経平均のこう着を横目に、マザーズ指数の自律反発を想定した中小型株に値幅取り狙いの資金が向かいやすいと考えられます。