3日の日経平均は続落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

3日の日経平均は続落

9月3日の日経平均株価は、
前営業日比157円77銭安の2万2707円38銭と続落。

8月31日のダウ平均は前日比22ドル10セント安の2万5964ドル82セントと小幅に続落、ナスダックは21.174ポイント高の8109.537と反発し、まちまち。

8月31日はNAFTA=北米自由貿易協定=米国とカナダの貿易交渉の交渉期限でしたが予想に反して合意に至らず、9月5日に協議が再開される見込みとなりました。

また8月31日には「トランプ大統領が来週にも中国からの輸入品2000億ドルに対する関税引き上げを実施する」という意向が伝わるなど米中貿易摩擦懸念が根強く買いにくい状況。

円相場は下げ渋り、中国株が軟調に推移したことも重しとなったようで、

本日は米国市場がレーバーデーの祝日で休場ということもあり、東証1部の売買代金は2兆円を割り込む薄商いの中、利益確定売りが優勢となったよう。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1600を超えており、全体の7割超を占めています。
クターでは金属製品、不動産、建設、パルプ紙、ガラス土石、機械、非鉄金属、電気機器が軟調。半面、空運、水産農林、小売、倉庫運輸が小じっかり。
指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、東エレク<8035>、京セラ<6971>が重石となる一方で、ファーストリテ<9983>が下支えする格好となりました。
明日も軟調な展開となるかも…注意してくださいね。
また日経平均構成銘柄の変更を前に、先物市場についても動きづらいかもしれません。
現実的ではないにせよ、任天堂<7974>が新規に採用された場合、任天堂には10兆円程度の買い需要が発生されるとみられているよう。
これが他の構成銘柄へのリバランスといった格好でポジション圧縮につながるとみられるため構成銘柄の入替えを見極めたいところでしょう。

他の新規候補のサイバーエージェント<4751>は下げに転じましたがスタートトゥデイ<3092>は上昇。この辺りで決着してくれば需給波乱も起こらないと考えられ、3日以降の海外勢の資金流入への思惑から、相場の底堅さが次第に意識されてくると期待したいところ。


マザーズ指数は4日ぶりに大幅に反落と相対的に弱く、

JASDAQ市場は、JASDAQ平均とJASDAQ-TOP20が4日ぶりに反落し、J-Stock Indexは続落しましたが、

海外勢のフローが限られるなか、引き続き中小型株物色を意識しておきたいですね。