ドルコスト平均法について | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

ドルコスト平均法について

昨日のセミナー参加者の方に、
「買うタイミングがわからないので誰でもできるような投資法はないですか?」と質問をいただきました。

中長期ですと、
相場の流れを利用して、金融相場で買って逆金融相場になる前に手仕舞い、
できれば逆金融相場で売りで利益を得ていただき、
逆業績相場で優良銘柄で資産を構築していただきたいのですが…
→私もこれを狙って今買いポジションをもっています。

それも難しいようでしたら

「積立で」

という選択肢もあるかと思います。

闇雲に「なんとなく安そうだ」と一回で買うよりもドルコスト平均法というやり方の方が合理的だからです。

ドルコスト平均法とは毎月一定の金額で積立投資を行うことで「自動で合理的に購入する」投資法のことです。
ではどんなところが「自動で合理的」なのでしょうか?

例えば、自動的に『毎月1万円ずつドルを買う「定額」購入』と、『毎月100ドルずつドルを買う「定量」購入』では、前者の方が有利です。

なぜかというと、「定額」で購入していく方が、「定量」で購入していくより最終的な平均取得コストを平準化する効果があるからです。

定額で購入すると、安い時はたくさん買えて、高い時は少なく買うことになります。そのためいつのまにか自動的に平均取得コストが平準化されていくのです。

価格変動のリスクをプラスに取ることができます。これがドルコスト平均法です。価格が平均取得コストを上回っている時に売れば利益を生むことができます。

安い時に一気に買う方がもちろん利益は大きいですが、それがいつなのか判断するのは初心者でなくともなかなか難しいもの。

ドルコスト平均法はただ機械的に買えばいいので初心者の方でもいかにも「積立投資」的な感じで取り組みやすく、ルールとしても守りやすいのもメリットと言えます。考えなくても良いというところが忙しい方には魅力的なのではないでしょうか。

ドルコスト平均法は、ドルと名前がついていますが、外貨投資に限ったことではなく、積み立てで何らかの投資をする場合に用いられる用語です。

では、どのような商品に有効なのでしょう。上下に変動している相場、ジグザグに動くような相場で力を発揮するため、投資期間全体にずっと上げていたり下げていたりする相場には向いていません。

また定額で積み立てられるような金融商品であることが必要です。

積立が可能な投資商品には、投資信託をはじめ、ETFや外貨MMF、純金(銀、プラチナ)積立、るいとう(株式累積投資)、くりっく株365などがあります。

参考にしてみてくださいね。