先週を3分でおさらい | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

先週を3分でおさらい

おはようございます。

今週の市場がスタートする前に先週のマーケットをざっとおさらいしましょう。

先週は米FOMC、英中銀政策委員会、日銀政策決定会合と、米欧日で重要なイベントが揃い踏みでしたが、

その中でも最近ノーサプライズが続いて注目されていなかった日銀政策決定会合に、変更がありそうだとメディアが報じたことで焦点が。

31日の日銀金融政策決定会合で、長期金利の操作目標である10年物国債金利を現状のゼロ%程度とする方針を維持することが決まり、また長期金利の変動は容認するものとしました。 


1日のFOMCでは政策金利は据え置かれましたが、景気判断が「堅調」から「強い」ペースで拡大、上方修正されています。

すでに折り込まれている9月の追加利上げの見込みは変わらず。

年内の FOMC は 9 月 25-26 日、11 月 7-8 日、12 月 18-19 日と予定されていますので押さえておきましょう。(9月、12月の利上げ可能性が濃厚とされています。)


7月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比+15.7万人と市場予想を下振れたものの、

5月と6月の雇用者数は5月は+26.8万人、6月は+24.8万人、と合計で5.9万上方修正されました。

失業率は3.9%で予想と一致。

注目された平均時給は前月比+0.3%、前年比+2.7%とこちらも予想と一致しており、

6月の平均時給が前月比+0.2%から+0.1%と下方修正されています。

全体的には堅調さを示しており、FRBの利上げ継続方針が正当化される内容であると同時に、米利上げペースを上げる必要性はなく、インフレへの懸念に繋がらない「良い結果」であったと言えるのではないでしょうか。


雇用統計を好感し、3日のダウ平均は、前日比136ドル15セント高の2万5462ドル31セントと3日ぶりに反発しています。
暑い日が続きますが、今週も頑張りましょう!