トランプ米大統領とプーチン露大統領の会談発表
米国、ロシア両政府は28日、
トランプ米大統領とプーチン露大統領が来月16日、ヘルシンキ（フィンランド）で会談すると発表しました。
サンダース米大統領報道官は「両首脳は2国関係や安全保障関連の課題について協議する」との声明を発表しています。
この会談について、一部メディアは、「欧州にとって好ましくないシナリオに発展する可能性がある」と指摘しています。
独紙「ヴェルト」の報道によると、米軍が参加している北大西洋条約機構（NATO）の東部境界線における軍事演習について、米ロ首脳会談で米国は軍事演習への参加中止を申し出る可能性があるようです。
同紙はまた、「米国はロシア制裁を緩和することについて協議する可能性がある」と指摘しており、
そうなった場合は欧州各国も経済制裁などの措置の一部または大部分を解除することになると伝えています。
独紙報道を基にすると、来月行なわれる米ロ首脳会談を経て米ロ二国間の関係は新たなステージに入るとみるべきかもしれません。
世界経済に与える影響などについて現時点で判断を下すのは難しいかもしれませんが、
首脳会談が行なわれる7月16日にかけて金融市場がどのような反応を見せるのか、
注意深く観察することが必要となりそうです。
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