ダウは4日続落 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

ダウは4日続落

おはようございます☀

15日のダウ平均は、前日比84ドル83セント安の2万5090ドル48セントと4日続落。

トランプ米政権が対中制裁関税リストを公表し、中国の知的財産権侵害に対抗する貿易制限関税を発動、

中国も米国製品に報復課税を課すと表明したと伝わったことで、

米中の貿易摩擦懸念を嫌気した売りが優勢となったようです。


とはいえ、足元のファンダメンタルズは良好。

米商務省が14日発表した5月小売売上高は前月比+0.8%のやや高い伸びを記録しました。

4月分も+0.3%から+0.4%に上方修正されています

自動車除いた小売売上高前月比+0.9%で市場予想の同比+0.5%を上回っており、かなり強い数字になりました。

5月の小売売上高予想以上に強い内容だったことから、市場関係者の間では4-6月期の米国内総生産(GDP)成長率は前期比年率4%台の高い伸びになるとの見方が増えています。

堅調な雇用情勢が個人消費を後押ししているのかもしれません。

 

米連邦公開市場委員会(FOMC)が13日公表した経済予測で金利見通し上方修正されていますが

今年2回目の利上げを実施しても4-6月期のGDP成長が大幅に加速していた場合、

今年後半に2回の追加利上げが実施されることは正当化されそうです。

現時点で米国経済が過熱しているとは言えないものの、

インフレ率は上昇傾向にあるとみられており、

米長期金利が3.25%程度まで上昇する可能性は否定できません。