12日の日経平均株価は続伸
12日の東京株式市場の日経平均株価は、前営業日比74円31銭高の2万2878円35銭と続伸。
本日開催の米朝首脳会談が注目される中、
北朝鮮発の地政学リスク後退への期待から為替市場では1ドル=110円台前半まで円安が進行しました。
それを材料に日経平均は173円高でスタート。
朝方には一時23011.57円(前日比207.53円高)と23000円を超えましたが、
先物主導で乱高下し、マイナスへ転じる場面も。
結局後場はもみ合いとなり、74円31銭高の2万2878円35銭で着地しました。
米朝首脳会談やFOMCの結果を見極めたいムードもあったようです。
東証1部の売買高は12億3809万株、売買代金は2兆3089億円。
業種別では、陸運業、石油・石炭製品、食料品が上昇率上位となっています。
マザーズは買いが継続し、マザーズ指数は4日続伸、売買代金は概算で807.27億円。
今月上場するメルカリ<4385>のブックビルディング(BB)参加で拘束されていた個人投資家の資金が、再び中小型株に向かったとの見方もあったよう。
サイバーダインは小型バイタルセンサーの医療機器承認申請を提出したと発表し、後場上げ幅を拡大。
屋内測位/位置情報システム市場向けソリューションを発表したAPLIX<3727>はストップ高。
アルツハイマー病などの治療薬として開発中の抗体に関する特許付与決定を発表したカイオム<4583>、子会社での貸金業開始を発表したWASHハウス<6537>のほか、サインポスト<3996>、テックポイント<6697>、DMP<3652>が10%以上の上昇となっています。
一方、マザーズ売買代金トップのUNITED<2497>は急反落。メルカリ株売却益の計上を発表しましたが、目先の材料出尽くしと捉えられたようです。