4日ぶり反落
22日の日経平均株価は、
42.03円安の22960.34円と4日ぶりに反落しました。
前日に節目の23000円台を回復していましたので、
目先の達成感から売りが出やすかったようです。
21日のダウ平均は298.20ドル高の25013.29と、
米中貿易摩擦への懸念後退を受けて約2ヶ月ぶりに25000ドル台を回復、
ナスダックは39.70ポイント高の7394.04とどちらも大きく上昇しましたが、
東京市場では前日に織り込み済みとあって、追加の買い材料とはみなされませんでした。
とはいえ、堅調な企業業績を背景に下値では押し目買いの動きも見られました。
日経平均の日中値幅は約79円と今年最小で、こう着感の強い展開でした。
日経平均の上値を抑えた要因の1つとして、
北朝鮮情勢を巡る警戒感の高まりも挙げられています。
ペンス米副大統領が21日、「北朝鮮の出方次第では来月予定される米朝首脳会談を取りやめる用意がある」との認識を示したことがその理由です。
米朝の綱引きは首脳会談まで続きそうですね。
国内政治を巡る不透明感も改めて意識されており、これらが払拭されるまでは上値の重い展開が続く可能性があります。