FOMCとADP雇用統計について | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

FOMCとADP雇用統計について

米連邦公開市場委員会(FOMC)が2日に発表した声明によると『労働市場は引き続き力強さを増し、経済活動は緩やかなペースで拡大している』とのことで、『前年比ベースでは、全般的なインフレ率および食品とエネルギー以外の項目のインフレ率は双方とも2%に近づいた。』とのこと。
気になる利上げについては『フェデラルファンド(FF)金利誘導目標のレンジを1.50-1.75%で維持することを決定』し、力強い労働市場の状況とインフレ率の2%への持続的な回帰を支えるために金融政策は緩和的な政策を継続するとしており、判断をやや強めたと言えます。
とはいえ利上げが推し進められるとの意思は感じられない内容と取られ、この声明を受けてダウは下落し、原油先物相場は反発しました。

またADP雇用統計も2日に発表されました。
ADP雇用統計は米国労働省が発表する雇用統計の前に民間団体が発表する雇用統計です。いつも雇用統計の直前に発表されるため前哨戦と言われています。
米・4月ADP雇用統計は+19.8万人の予想を上回り+20.4万人となりました。しかし影響は限定的だったようです。
4月の米雇用統計は、
非農業部門雇用者数は+18.5万人、失業率は4.0%、
注目される時間給賃金については、前月比+0.2%、前年比+2.7%と予想されています。
参考にしてみてください。