トルコリラのインフレ率の高留まりでトルコリラは安値圏で低迷か | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

トルコリラのインフレ率の高留まりでトルコリラは安値圏で低迷か

フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。 先週のトルコリラは下落しましたね。ポジションを持たれている方は値動きが気になっているのではないのでしょうか。そこで今回はトルコリラのレポートをご紹介します。

トルコリラのインフレ率の高留まりでトルコリラは安値圏で低迷か サンワード貿易の陳氏(三井智映子)

https://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20180417-00933903-fisf-bus_all

https://web.fisco.jp/FiscoPFApl/NewsDetailWeb?nwsId=0009330020180417903 
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レポートでは、トルコリラの値動きについて、『トルコリラは週明けからインフレ率の高留まりを嫌気して、対ドルで最安値を更新した。11日、トルコリラはドルとユーロに対して5日連続で最安値を更新した』と伝えています。金利の高さが魅力でもあるトルコリラですが、インフレ率が高ければ通貨の価値が下がるわけですから価格が上がらないことはご理解いただけるでしょう。

続けて、『トルコリラ安の根本原因である高留まりしているインフレ率に対して、トルコ中央銀行が有効な手立て(大幅な利上げ)を打たない限り、リラ安は継続しそうだ。悪いことに、今月25日のトルコ中央銀行理事会では、エルドアン大統領が利下げを求めているとの噂が出て、リラ安に拍車をかけた』とレポートでは分析しています。

またレポートでは『トルコの2月経常赤字は過去最大の41億5200万ドルとなった。またゼイベック経済大臣も声明を出し、今のトルコリラ売りは投機的なもので経済に則していない、外国直接投資は増加し、外貨流入に問題はなく、急いで介入する必要はないとした』と解説しており、『ジェミル・エルテム大統領顧問は、国営放送TRTハベルとのインタビューで、数日以内に為替レートに対して必要な措置を取ると述べ、トルコ中央銀行は引き続きインフレをターゲットとすると付け加えた。 さらに、第1四半期の経済成長率が7.4-7.5%になりそうだと述べた。通貨安に対する牽制だが、それが効果的なものでなければ投機筋の標的になる可能性があり、注意が必要だろう』と紹介しています。

そして今週の値動きの見通しについては、『安値圏で低迷しよう』とまとめています。参考にしてみてくださいね。