3月の景気ウォッチャー調査 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

3月の景気ウォッチャー調査

3月の景気ウォッチャー調査の結果が4月9日の15時に発表となりました。

3月は以下のようにまとめられています。

『3月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差0.3ポイント上昇の48.9となった。

家計動向関連DIは、飲食関連が低下したものの、サービス関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、非製造業が低下したことから低下した。雇用関連DIについては、低下した。

3月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差1.8ポイント低下の49.6となった。

家計動向関連DI、企業動向関連DI、雇用関連DIが低下した。

なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差3.3ポイント上昇の51.7となり、先行き判断DIは前月差2.5ポイント低下の50.1となった。

今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、人手不足、コストの上昇、海外情勢等に対する懸念もある一方、引き続き受注、設備投資等への期待がみられる」とまとめられる。』(内閣府ホームページより転載)

これだけ読んでも解説がいらないほどわかりやすく十分相場の参考になるのではないでしょうか。

先行きDIの低下はトランプ大統領による輸入制限への懸念や、

保護貿易主義への不透明感が影響しているようですが、

現状DI、先行きDIともに数値も無難で良い結果だと考えます。

良すぎでも「そこが天井」という可能性があるためかなり良い結果が何ヶ月も続くようだと注意が必要だと感じています。

また本文の中では去年に引き続き「ゴールデンウィーク前後の企業の生産計画が多く、派遣の問合せ等は多い(人材派遣会社)」など人材への旺盛な需要や、インバウンド需要の継続が感じられます。


景気ウォッチャー調査は以前おご紹介させて頂いた経済指標ですが覚えていますか?

街角景気とも言われ、身近かつ、日本経済の状況を最も早く把握できる敏感な経済指標です。内閣府が地域の景気に関連が深い職業の方々を中心とした2050人の協力を得て毎月末に調査しているもの。

景気ウォッチャー調査は内閣府のホームページで確認できますが、景気の現状判断DIが横ばい状態の50より高いか低いかという、数字で判断するという見方だけでは、実はないのです。意見をまとめたものや、現場の意見を抜粋したものなどものっていて、銘柄選びの参考にもなります。

ホームページでどなたでもご覧になれますし、

ページをめくってすぐ総括があるので、

わかりやすいのが特徴です。

活用してみてくださいね。